日本は世界一の「お風呂先進国」。
大体の人は、お風呂に入ることは健康的ということは分かっている。しかし、日々の忙しさからシャワーだけで済ませることも多い。本書を読むと、少ない時間でもお風呂に入ることのメリットが書かれている。お風呂に入ることを習慣づけると、多くのメリットを得られる。
【毎日湯船につかることでの健康効果】
◎睡眠の質が向上する。
◎主観的健康感(自覚する健康状態)がよくなる。
◎「幸福度」が高くなる。
◎3年後、要介護状態になるリスクが20% 減少する。
※はじめに(4ページ)
私は週4日でお風呂に入る。しかも、土日のどちらかは、朝一と同時に銭湯に行って、サウナと湯船を交互に入り、2時間ほど滞在する。本当に朝から清々しい気持ちになる。
そんな中で、せっかくお風呂に入る機会が多いのであれば、お風呂の入り方や効果をしっかり勉強したいと思い購入した本『最高の入浴法(著:早坂信哉)』。
あまりお風呂に関する本は出版されていないから、貴重な本だった。
さぁ、入浴法を学んでいきましょう!
書籍情報
著書名:最高の入浴法~お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案
著者: 早坂 信哉
出版社:大和書房
出版日: 2018/11/23
著者 紹介
温泉療法専門医、博士(医学)、東京都市大学人間科学部教授。
1993年、自治医科大学医学部卒業後、地域医療に従事。2002年、自治医科大学大学院医学研究科修了後、同大学医学部総合診療部、浜松医科大学医学部准教授、大東文化大学スポーツ・健康科学部教授などを経て、現職。一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所所長、一般社団法人日本銭湯文化協会理事、日本入浴協会理事。生活習慣としての入浴を医学的に研究する第一人者。メディア出演も多数。 著書に『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)、『入浴検定 公式テキストお風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会/共著)がある。
著者 Official Site
目次
第1章 入浴のすごい健康効果
第2章 「寝てもとれない疲れ」を解消する入浴法
第3章 不調別の入浴法
第4章 医学的に正しい「温泉の入り方」
第5章 お風呂で「健康美肌」をつくる
要約・書評
入浴の健康作用
本書で取り上げられている一部分を紹介!
①血流アップ
→温熱効果で血流が促進され、体がスッキリする。
②むくみ解消
→水圧によって、全身がマッサージされる。
③免疫力を高める
→蒸気や香りの作用で鼻やのどの粘膜に湿り気を与える。
④日常からの開放
→一人の密室空間で開放気分。
入浴のポイント
温度:40℃(少しぬるいぐらいがちょうどいい)
浸かる時間:10〜15分(だから40℃がちょうどいい)
入り方:全身浴(肩までしっかり浸かる)
就寝:1〜2時間前(徐々に体温を下げていく)
その他:入浴剤でリラックス(炭酸系は血流改善)
本書では、他に温泉の選び方(単純温泉・塩化物泉…)を教えてくれます。お悩みに合った温泉旅行が楽しめる1冊。
まとめ(感想)
たった10分程度の入浴で人生が豊かになる。
日本人の身近にあるお風呂。身近にあるのに、活用しない手はない!そして、せっかく入るなら、最高の効果を発揮する入浴法で心と体を癒やしたい。
ぜひ、毎日入ることを心がけたい。
合わせて読みたい本
- 医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?(著:加藤 容崇)
コメント