否定しない習慣(著:林 健太郎)【要約・書評】 無意識に否定的な態度を見直す

ビジネス

この『否定しない習慣』は、めちゃめちゃ心に刺さった!なぜなら、自分は人に対して否定していないと思っていたけど、無意識に否定的な態度を取っていたことに気づけたから。

きっとこんな行動をしていないか確認してみてください!

  • 相手の意見を打ち消す
  • 相手の意見を聞かない
  • 相手の意見を被せて話す
  • 相手のミスを攻める
  • 相手に全身を向けて話を聞いていない
  • 相手の相談に対して真剣に向き合わない
  • とりあえず何か良いこと言わなきゃと思っている(気持ちが上の空)

これは、否定になってしまうんです

私は、部下を持つようになってから、相手の意見に対して、何か良いことを言わなきゃと常に頭いっぱいだった。また、プライベートでは話を聞いているようで、テレビを見ながら悩み相談を聞いたりなど、真剣さが足りなかった。「無意識の否定の習慣」を続けていた。

本書『否定しない習慣』を読めば、パートナー、友人、会社の人に対しての接し方が180度変わります。めちゃめちゃおすすめの良書です。

書籍情報

書籍名:否定しない習慣

著者名:林 健太郎

出版社:フォレスト出版

出版日:2022/12/9

著者紹介

合同会社ナンバーツー エグゼクティブ・コーチ。一般社団法人 国際コーチ連盟日本支部 創設者。1973年、東京都生まれ。バンダイ、NTTコミュニケーションズなどに勤務後、日本におけるエグゼクティブ・コーチングの草分け的存在であるアンソニー・クルカス氏との出会いをきっかけに、プロコーチを目指して海外修行に出る。帰国後、2010年にコーチとして独立。2016年には、世界最大のたばこメーカー、フィリップ・モリス社の依頼で、管理職200名超に対するコーチング研修を実施。日本を代表する大手企業や外資系企業、ベンチャー企業や家族経営の会社まで、のべ500人を超える経営者やビジネスリーダーに対してコーチングを実施。企業向けの研修講師としての実績も豊富で、フェラーリ社の日本における認定講師を8年間務めるなど、リーダー育成に尽力している。近年のオンライン化に合わせて、リーダーのための対話術を磨くスクール「DELIC」をオンラインで無料公開することや、自身のコーチングセッションをノーカットで動画公開するなどの施策が学び手から大きな支持を得ている。2020年には、オンラインでの新しいコーチングの形態として「10分コーチング」(商標出願中)という新しいジャンルを開発し、短期集中型の新しいコーチングのスタイルを模索している。

※amazon 本書紹介

合同会社ナンバーツー

【合同会社ナンバーツー 】エグゼクティブ・コーチ 林健太郎 - 未来を本気で考えるヤバイコーチングファーム!
未来を本気で考えるヤバイコーチングファーム!

目次

第1章 気づかないうちに否定する人の心理
第2章 「否定しないマインド」のつくり方
第3章 否定しない技術
第4章 「否定しない自分」をつくる習慣
第5章 「いい人間関係」をつくる会話の技術

要約・書評

否定したくなる理由

POINT

相手のためを考えて言いたくなる

①【何か良いこと言わなきゃ思考】

相手の話に対して、何かアドバイスをしなきゃと思い、つい、口出ししてしまう。それが否定であることも多い。「え〜それって〇〇だよ〜!」という「え〜」ですら否定になってしまう。

【相手が自分より怠っていると思う】

社長に対して、否定的な言葉を口にする人は、ほとんどいないでしょう。それは、自分の立場があるから。それが部下だったらどうでしょう。指摘したくなって、否定したくなる。「私ならできる。こんなこともできないの?」と頭の中で思っているからなにも考えずに平気で口に出す。

ちなみにこんな経験はないでしょうか?

部下への仕事依頼したのに自分の期待通りの成果が出ない。それは自分が勝手な期待を出している結果かもしれない。「自分はここまでできて当然」。でも部下の考えをすべて読めるわけでもないし、すべてのスキルを把握しているわけでもない。だから、期待通りにいっていないことに対して否定するのは良くない。上から目線だから。敢えて、途中経過から把握をして、肯定してみて、軌道修正してあげましょう。

否定しないコツ

POINT

相手を承認する

2カウント数えてから話す

まずは、話を遮らないこと。そして、口に出す前に相手を否定した言葉にならないか確認してから、発言しよう。なので、2カウントはとても重要。

何か良いこと言わなきゃと思わない

まず、相手が話している最中に「何か良いこと言わなきゃ」と思っている時点で、相手の話を真剣に聞いない。相手の話に集中しましょう。アドバイスは時として、否定になるので、傾聴を意識しよう。

承認する

否定の反対は肯定。行動や過程、考え方など、相手の言動に対して承認するように心がけよう。

「営業活動頑張っているね!」「そんな考えも良いね!」などなど。

非言語にも注意

下記に注意しよう。

  • 眉間にシワを寄せる
  • 腕・脚を組む 
  • 業務の手を止めずに話を聞く
  • 相手に体を向けていない

これは否定になる。特に部下は、自分が報告した内容が相手にどう思われているか気にする。一つ一つの態度に敏感なのだ。相談を受けたら、手を止め、身体を相手に向けて、笑顔で聞くことを心がけよう。

視野が広がると考える

視野が狭い人は、相手の情報を受け入れようとしない。反対に、勉強熱心な人は、相手の話に関して興味を持ち、自分と違う価値観があっても、「なるほど!勉強になった!」と思う。それだけで、自分自身は新しい情報を知り、成長できたと感じる。相手の話を快く効くことで、自分の視野が広がるので、お互いにメリットがある。

まとめ(感想)

本書『否定しない習慣』を読んで、自分は否定しないタイプだと思ってたけど、ちゃ〜んと相手に対して、否定的な態度を取ってることに気がつけて良かった。それとともに、そんな自分に気がつけない自分が怖かった。

習慣って何が良くて何が悪いか気がつけなくなってしまう。否定は相手のために良かれと思っても、相手にとっては不快に思う。

『相手は間違っていて、自分が正しい』

そんな思い込みが、人間関係を悪くする。ただ、真剣に話を聞いて肯定してあげることが大切。本書で『否定しない習慣』でこれからの人との付き合い方が変った。

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