愛とは、怖れを手ばなすこと(著:ジェラルド・G・ジャンポルスキー)【要約・書評】

恋愛

【29カ国で400万部突破のベストセラー】

「無償の愛」について考えさせられる本だった。受け身の恋愛をしている人には、新たな一面が発見できる本である。恋愛に悩んだら、ぜひ手にとってほしい良書。

※500円程度で変える手頃な安さで得るものは大きい。

翻訳した本田健さんの本で紹介されていて、興味を持ったので買ってみた。本書の愛とは、恋愛以外にも人を愛することという愛全般について書かれている。

無償の愛について考えさせられる本だった。大げさかもだけど、「人って幸せな生き物なんだ」「人って美しい」と考えさせられた!それと、「自分の勝手な固定概念から生まれる怖れとは大したことではないんだな」と思った。

さぁ。要約していく。

書籍情報

著者:ジェラルド・G・ジャンポルスキー

翻訳:本田 健

出版社:サンマーク出版

出版日:2008/6/16

著者紹介

スタンフォード大学医学部卒業。国際的に有名な精神医学者である。
1975年に「アティテューディナル・ヒーリング・センター」(Center for Attitudinal Healing)を設立、現在、世界約30か国で130か所以上のセンターやサークルが運営されている。
本書は全米で100万部を突破、ほかに『ゆるすということ』『ゆるしのレッスン』(小社文庫)など著書多数。セラピストである妻のダイアン・シリンシオーネとともに世界中で講演活動などを行う。

※amazon 書籍紹介より

目次

1 自己変容への準備
2 自己変容とは何か

3 自己変容のレッスン

本田健 公式HP

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要約・書評

固定概念から生まれる怖れ

POINT

現実はいつも選択できる

怖れはつねに私たちのものの見方を歪め、私たちは何が起きているのか判断できなくなります。愛には、ひとかけらの怖れも存在しません。 そして愛は、疑問を投げかけることもしません。愛の自然な姿は、何かを比較したり測ったりしている状態ではなく、豊かさを増しながらあふれ出している状態です。この世で価値あるものは愛だけであり、怖れには何の価値もありません。 怖れが私たちに差し出せるものは何もないのです。

本書 P26

怖れは自分自身が創り出すもの。固定概念があるから、想像を膨らませて怖れを作り出してしまう。それは、過去のトラウマであったり、他社との比較であったりする。いわゆる、不幸の予測である。

過去の執着を捨て、現実はいつも選択できることを知ることだ。今を生きるということを考えさせられる。

無条件に自分の愛を差し出す

POINT

無条件の愛によって怖れが無くなる。

他人から何かを得ようとすると後悔する。「私はあなたにプレゼントをあげたのに、あなたはお返しもない」ということもあるだろう。

他人への過度な期待は必ず裏切られる。なぜなら、自分と考えがすべて一致することは無いのだから。また、他人を変えることは難しい。それぐらいだったら、期待しないほうがストレスは無い。

もっと言うと、無条件に自分の愛を差し出すことに頭を切り替えよう。

「私は彼(彼女)にこんなことをしてあげた。それが幸せ」と自分のなかで解決してしまうだ。それであれば、相手がどんな反応しても、自分へのストレスや怖れは無い。相手にお返しを期待するぐらいなら何もしないという気持ちでいよう。

そして、与えることに集中すると怖れは消える

※本書では「愛」と「怖れ」は対象的に書かれている。愛を持てば怖れは消えるという考え。

ぜひ、無条件の愛を積極的に行っていこう。

人を裁こうとしない

POINT

相手の良い部分に目を向ける

恋人・同僚・テレビなどで、否定を口にすることはよくあることだ。人によっては、否定することが自分のステータスと思っている人もいる。欠点をひたすらあら捜しするのだ。

相手の一部分しか見れてないから人を否定し裁こうとする。相手に愛を持って接することができれば、相手を幅広く理解して肯定できる。

人を裁こうとする習慣は今すぐ断ち切って、愛を持って接しよう。

まずは、相手の話を最後まで聞いてあげるという理解の行動を取って、相手の良い面をみる努力をしよう。

まとめ(感想)

愛について書かれている本は、解釈は難しい。でも、本書の重要な部分は、見返りを求めずに愛を持って人と接することだと思う。怖れを抱けば愛は遠のき、怖れを手放せば愛は近づく。恐怖を抱いたら、愛の意識を持つことを心がけよう。

例えば…告白は誰にでも怖い。それは相手からフラれるという恐れが原因である。いわゆる、相手の反応へに対する恐れである。それを自分に置き換えてみよう。見返りを期待せず、自分は相手に好きという言葉を伝えられるだけで幸せである(愛を持って相手に接することができる)と思えると、怖れは消えていく。

「人って幸せな生き物なんだ」「人って美しい」と考えさせられた愛に関する本だった。

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