多くの人は、収入を増やすことができれば、貯金もできると思っております。
転職して収入アップを目指したいと思っております。
『ちょっと待ってください!!』
その考えが間違っていることに気付かされます!
内容はあまり分からず購入しましたが、お金のこと以外にも人生を学べる良書でした!
ビジネス書と少し変わって、物語の本になります。
1時間程度でさっと読める本です。
書籍情報
著者:デヴィッド・バック / ジョン・デイビッド・マン
出版社:双葉社
出版日:2021年11月21日
全米で最も信頼を寄せられる金融エキスパートにしてベストセラー作家
「お金の心配をせずに真に豊かな人生を送れるようになる方法」として、数字が大の苦手という人でもすらすら読めるように、ひとりの女性の物語になっております。
主人公は、マンハッタンで旅行雑誌の編集補佐として働く27歳の女性(ゾーイ・ダニエル)。
キャリアウーマンとして働いており、安定的な収入はあるものの、クレジットカードの支払いや奨学金の返済など、お金に対する不安が。
現職より給与が良い転職先を探すなどの行動をしていく一方で、行きつけのコーヒーショップで働く男性(ヘンリー)との出会いで、お金や人生に関する価値観が変わっていく物語。
こんな人にオススメ
- お金の不安を常に抱えている人
- お金の管理ができず、お金が知らない間に無くなっていく人
- お金について学びたい人
- 将来に関して漠然と不安を抱えている人
- 日々の人生にやりがいを感じていない人
- 転職を考えている人
- 副業(特に投資)を始めたい人
要約
※ここでは感想も入れつつ記載します。
本書は決して、お金は使ってはいけないということを強く主張している本ではありません。
自分にとって何にお金を使うことが大切かを日々の習慣にしていくことが大切です。
日々のちょっとした無駄遣い(酒・タバコ・お菓子・サブスク)を無くし、余ったお金をできるだけ、自分の成長やお金になることに使うことを重要視しています。
ちなみに今回の題材になるコーヒー(ラテ)に関しては、物語中に無駄な支出では無いことが記されています。
また著者がラテ・ファクターに関してはこう述べています。
コーヒーの話ではありませんし、お金の話ですらありません。いつも、夢みる人が自分の夢に向かって生きられるよう、やる気と元気を与えるメタファーなのです。
お金に関する3つの迷信
迷信1 収入が増えたらリッチになる
経済的な安定は収入が全てではないということ。
大半の人は、自分が貧乏である理由を『収入が少ないから』と言い訳します。
しかし、それはお金の使い方に問題があるのです。
お金の使い方を見直すことで、新しい習慣を作り、支出を減らしていくことが大切なのです。
こう思うことが大切です。
毎朝のコーヒーを買って出社する人から考えていきましょう♪
悪い例 目的「コーヒーで目を覚まして、仕事に集中したいのだ」
⇒自宅でコーヒーを飲むのはどうでしょうか?
会社にも無料で飲めるコーヒーがあれば、会社に来てからでも同じではないか?
※目的が、目を覚ますことであれば、カフェで500円も出して買う必要は無いということ。
もし、そのカフェのコーヒーの味が幸福をもたらす場合は別です。
良い例 目的「カフェで椅子に腰を落とし、読書や勉強の自己投資にあてるのだ」
⇒自己投資として自身の成長につながるのであれば、コーヒーにお金をかけるメリットがあります。
※自宅で自己投資ができる方であれば、自宅でもよいかもしれませんが、悪い例よりは良いでしょう。
本当にその使い方が自分にとってメリットが有るかどうか、日々考えて使うことを重要視します。
他にも…
ランチを外食しているのであれば弁当に切り替える⇒節約・料理の上達
サブスクやサロンなどの幽霊会員⇒即解約
面白くもない飲み会⇒勇気を持って不参加!その分、自己投資や家族の時間に使いましょう。
迷信2 お金を稼ぐにはお金が必要
投資を始めよう
働くことだけがお金を得る方法ではありません。
働くということは、自分の時間を犠牲にする行為。
大切なことは、貯金を投資に変えること。
何も、多額のお金を出すことはありません。
非課税の積立NISAをやりましょう。
経済的な安定を達成した人は投資のような複利の力で達成している人が多いです。
貯金をするなら、今すぐ口座開設して始めましょう!
迷信3 誰かが面倒を見てくれる
『そんな考えは甘い!!』
※そんな私も20代前半は、親のすねを骨までしゃぶりつきました…
皆さんの頭の中にもきっと『両親がいるから何かあったときは…』と思うでしょう。
確かに何かあったときは助けてくれるかもしれませんが、確証は無いですよね。
それ以上に、誰かに頼るマインドを捨てなければなりません。
自分でお金を稼ぐノウハウを学び、成長していくこと。
お金があることで学べることもたくさんあります。
それを自分の脳みそでとことん考え、お金を使っていく。
まとめ
大半の人は、どうしてもお金が無いことを収入が少ないからと勘違いしております。
その結果、より収入を得られる転職先を探し始めます。
もし、仕事にやりがいを感じているのであれば、一旦、立ち止まって考えてほしいのです。
『無駄な出費は無いか』『複利を得られる投資を始めようか』『副業を始めようか』
1日の3割を費やす仕事に関して、やりがいを感じている(人生を楽しんでいる)のであれば、お金だけに焦点を考えずに、広い視野で考えてほしいのです。
それでも、転職したいというのであれば、転職しましょう。ただ、立ち止まって自分の人生を振り返ることがとても大切です。
私は、生活に困らない収入は得て、かつ、仕事にやりがいを感じます。
しかし、『もっと稼げるところに転職したい』『裕福に暮らしたい』と他の視点でずっと考えてました。
現状をどう活かせるか…今後はより一層考えていきたいなと思いました!
人生は楽しむものです。
お金に支配されるのではなく、お金をコントロールできるようになる本です。
本書の目次
第1章 オキュラス
第2章 写真
第3章 自分で思っているよりリッチ
第4章 まず自分に払う
第5章 疑念
第6章 予算を立てない自動化する
第7章 ビッグ・ハット・ノー・キャトル
第8章 お金にまつわる迷信
第9章 ラテ・ファクター
第10章 第三の秘訣
第11章 ミリオネアがすぐそこに
第12章 母
第13章 フリーダム・タワー
第14章 ミコノス島
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