禅、シンプル生活のすすめ(著:枡野 俊明)【要約・書評】〜ちょっと習慣と見方を変えるだけ〜

自己啓発

今、多くの人はどう生きるべきかに迷い、悩み、足場を失っています。だからこそ、非日常を求め、心の疲れをリセットしようとする。

※本書 冒頭

ちょっと「習慣」を変えるだけ。ちょっと「見方」を変えるだけ。

著書【禅、シンプル生活のすすめ】を読んで、自分の日常を変えなければいけないと思った。

私は本書を読んでこんな行動をやめた。

日常の行動
  • ランチやディナーで動画やテレビを観ながら食べる。
  • コーヒーやお茶などを眠気覚ましのために飲むこと。

私は知らずのうちに【食事=お腹を満たすもの】だけを考えるような習慣がついていた。

現代人は忙しい…。

忙しいからご飯を食べながら〇〇をする…という「ながら作業」をして効率を重視していた。

せっかく美味しいご飯を食べているのに…!

コーヒーやお茶も味わうというよりかは、仕事のチャージ。

なんでこんな香りの良くて美味しい飲み物を雑に扱っていたんだろう。

それから、何事も目の前のひとときを楽しむようになった。

著書【禅、シンプル生活のすすめ】は『限りなくシンプルに生きる』方法を学べる。

禅とは『人間がこの世で生きていくための根本となる教え』

シンプルな生き方を学べば、悩みに対するストレスは少なくなっていきます。

禅宗の住職でありながら、庭園デザイナーとしても活動している枡野俊明さん。

他の著書も面白くて心が浄化される。

さぁ、要約していくや〜。

書籍情報

著書:禅、シンプル生活のすすめ: 1日ひとつ、すぐにできる“自分の整え方” 

著者:枡野俊明

出版社:三笠書房

出版日:2022/10/27

著書紹介

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。また、2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。近年は執筆や講演活動も積極的に行なう。
主な著書に、『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』『心配事の9割は起こらない』『小さな悟り』『上手な心の守り方』『リーダーの禅語』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー・ロングセラーが多数ある。

※本書 著者紹介より

枡野俊明+日本造園設計 ShunmyoMasuno+JLC
庭園デザイナー 枡野俊明のホームページです。 「禅」と「日本庭園」をテーマとした造園設計を行っています。

目次

●第1章 「今日のあなた」を元気にする30項
 「習慣」をちょっと変えてみる

●第2章 生きる「自信」と「勇気」が湧く30項
 ものの「見方」を変えてみる

●第3章 迷い・悩みに「答え」をくれる20項
 人との「関わり方」を変えてみる

●第4章 どんな日も「最高の一日」にする20項
「今」「この瞬間」を変えてみる

要約・書評

ストレスが溜まったときこそ日常を変える

POINT

人々は非日常を求めがち

みなさんのストレス解消法は?

  • 旅行に出かける!
  • 美味しいお肉を食べる!
  • 友人とご飯に行く!

ストレスの解消法は人それぞれ。

でも、ちょっと待ってほしい。

それだとストレスの根本的な解決にならない

そうなるとまたストレスを抱えたら、旅行に出かけるのでしょうか…。友人がいなくなったらどうしましょうか…。

禅の世界では、日常を快適にすることを大切にしております。

日々の習慣や考え方(見方)を良くしていく方法を考えていくのです。

そのためには、これから述べることを感じ取っていただければと思います。

ボーッとする時間を持つ。

POINT

あるがままの自分

禅的生活への一歩です。

重要なことは、“意図して”ボーッとすること。

家でだらだらすることは少し違います。

忙しいと時間に追われて、心と体に余裕なんてものは無くなる。

【不運は重なる】

そう言われますが、余裕が無いからこそ、判断ミスをおかして、悪循環に陥る。

不運では無くて、自分のミスかもしれせん。

だから敢えて、ボーッとしてみることです。

私も1日10分ぐらいボーッとするのですが、我に返ったように素直な自分に戻れてる気がする。

「あ〜数日間、忙しくしすぎたな〜。」と我に返って、「お風呂を長めに入ってくつろごう」と思える。

ボーっとすることで見えてくることも多いので、ぜひ数分でも習慣化してみることを考えてほしいです。

1日として同じ日はない

POINT

毎日、感動

著者の枡野俊明さんは、毎日見ている景色であっても同じ日は無く、空気の味・朝日の時間・葉の色など、1日として同じ日はないと言います。

日本は四季がはっきりしているので、特に変化が多くて面白いですね!

だから、毎日の習慣に関しても、当たり前のように過ごさず、1日1日の違いに気づき、楽しむことが人生のより良い生き方です。

労力を省くのは人生の楽しみを省くこと

POINT

過程も楽しい

冒頭でお話したコーヒーやお茶を眠気覚ましの飲み物として飲んでいた私。

ここで大切なのは、お湯を沸かし、淹れたての香りを堪能したり、しっかりソファーに腰を下ろし、外の景色を見ながら、味合うこと。

昔の私と今の私の行動は、同じコーヒーやお茶だとしても、その一瞬を楽しもうする違いだけで、五感を使って人生の楽しみを感じられる。

「生きてる〜」ってすごく思える。

だから、動画やテレビを見ながらご飯を食べることをやめた。

部屋をシンプルに

POINT

良質なものを長く大切に

最近、シンプルな生活を紹介する本が多く出版されている。

禅の世界でも、余計なものは買わないことはなんとなく書かれている。

でもここで大切なことを、1つのものを大切に扱おうという心

良質なものを長く大切に。

そうなれば、余計なものは増えたりしない。

だから、時間のひとときも大切にしつつ、物も大切にしようと心がけてほしい。

ちなみに私は、コーヒーを飲むときは好きなコーヒーカップで統一している。

コーヒーを飲むときにコーヒーカップからの見た目にも癒やされている。

起こっていないことに悩まない

POINT

悩みは実体のないもの

【悩みの特徴】

それは実体のないもの。

漠然としたふわふわものが自分で解決できずにストレスになる。

そんな実体の無いものはそもそも悩む必要がないと気づかなければならない。

悩むんだったら、迷わず動く。

意外とあっさり進むことも多い。

まとめ(感想)

シンプルに考えると、心がすっとラクになる。

シンプルに行動すると、毎日がもっとうまくいく。

※本書 冒頭

そのコツを、「禅」がたくさん与えてくれます。 

もっと今、この瞬間を生きようと思った。

・食事をするとき

・電車に乗っているとき

・外を眺めているとき

もっとシンプル生活を心がける。

1日として同じ日が無いのだから、毎日の違いを楽しんで、良い習慣を心がけようと思った。

それと日本の文化は本当に誇らしい。

「和」に関して、もっと興味を持とうと思った(*^^*)

合わせて読みたい本

植西聰(コツシリーズ)

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