マッキンゼーで叩き込まれた超速仕事術:「速さ」は最強の武器! (著:大嶋 祥誉)【要約・書評】

ビジネス

一流を目指す人であれば憧れるコンサルティング会社「マッキンゼー&カンパニー」。数多くの経営者を輩出する企業でもあり、仕事術に関する本はよく出版されている。

本書の「仕事が速い人ってどんな行動を起こしてるの?」と疑問に思ったら、本書をぜひ手にとってほしい。また、超速仕事術はシンプルで誰でも実践可能な内容である(基本が大切であることを痛感させられる)。

では、本書で取り上げる「仕事が速い人」は下記だ。

①すぐ行動する

②コミュニケーションスキルが高い

③シンプルに考える

ねっ。とてもシンプルでしょ。あとは行動するのみ!さぁ要約していく!

書籍情報

著者:大嶋 祥誉

出版社:三笠書房

出版日:2023/6/19

著者紹介

エグゼクティブコーチ/作家/TM瞑想教師、センジュヒューマンデザインワークス代表取締役
米国デューク大学MBA取得。
シカゴ大学大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアットなどの外資系コンサルティング会社を経て独立。現在、経営者やビジネスリーダーを対象にエグゼクティブコーチング、ビジネススキル研修のほか、人材開発コンサルティングを行う。また、TM瞑想や生産性を上げる効果的な休息法なども指導。
著書に『マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク』(三笠書房)、『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』『マッキンゼーで学んだ「段取り」の技法』『マッキンゼーで叩き込まれた「問い」の力』(ともに、三笠書房《知的生きかた文庫》)など多数。
自分らしい働き方を探究するオンラインコミュニティ『ギフト』主宰。

※amazon 書籍紹介より

大嶋祥誉 公式HP

GIFTについて
エグゼクティブコーチ/ 人材開発コンサルタントの大嶋祥誉が主宰する、問題解決1枚シート®︎の活用ととあなたの才能を活かしたキャリアを探求するためのコミュニティです。

要約・書評

どこでも仕事ができる

POINT

仕事モードのスイッチを入れるルーティン

リモートワークが当たり前になった昨今では、会社・自宅・カフェなど場所を問わず仕事ができる機会も増えた。ただ、場所によっては誘惑が多すぎてとかガヤガヤしすぎてとかで仕事モードに切り替えにくいこともある。マッキンゼーでは仕事の環境を替えても集中できる「仕事モードのスイッチを入れるルーティン」を持っている人が多いとのこと。

場所によって仕事モードにするのではなく、行動によって仕事モードにするのだ。

例えば、仕事モードにするためにコーヒーを準備するであったり、お気に入りのアップテンポの曲を聴くであったり、筋トレをしてからであったりとルーティンがあるからこそ、仕事モードに入ることができる。

決して、決まった場所でしか仕事ができないということが無いようにしよう。

本はざっくり読む

POINT

焦点を絞って情報収集

仕事ができる人は読書家。マッキンゼー&カンパニーはコンサルティング会社であり、企業の問題解決のために、膨大な情報を読み漁る。

本を読まない人は、まず本に対するハードルが高い。200冊ページを読まなきゃいけないのかと思うが、重要なのが本は最後まで読もうとしないこと(もちろん小説は別)。自分が今の問題解決に必要なことを明確化して、焦点を絞って情報を収集する。そして、なるべく線を引いていつでも重要事項は見つけられるようにしたい。

むしろ、その知りたい情報に関して数冊は購入して多方面から情報収集したほうが良い。

緊急では無いが重要なこと

POINT

仕事に追われている人は作業効率の悪さ

これは「7つの習慣」で有名なスティーブン・R・コヴィーが提唱しているので、誰でも聞いたことがあるだろう。仕事が遅い人は、いつでも緊急な業務に追われている。遅い人は、自分は一生懸命、多くの業務をこなしていると思っている。作業効率の悪さに気づいておらず、緊急な業務が多いことが仕事ができる人と認識している。

反対に仕事のできる人は、「緊急では無いが重要なこと」に時間を費やす。

では、「緊急では無いが重要なこと」とはどういうものなのか?

・勉強会への参加

自身の仕事に対する知識や知見が増えれば、いちいち仕事で壁にぶち当たったときに考える時間を削減できる。また、仕事効率の本を読めば、効率よく成果を出せる方法を実践できる。

・体力づくり

体力づくりでは、健康を損なわないことでベストなコンディションで仕事に集中することができるし、体調不良によって休むことも少なくなる。

・人脈づくり

人脈づくりでも、他職種の人たちと接することで、自分の知らない知識を得ることができる。

今後の仕事の方向性を自分なりに考えることが「緊急では無いが重要なこと」に繋がるので、たまには手を止めて自分を見つめ直すことも業務の一部に取り入れよう。

鳥の目で見る習慣

POINT

俯瞰的に物事を見る

自分視点で考えるだけではなく、相手目線に立って物事を考えてみよう

・「経営者だったらどう思うか?」

そう思えば、別の角度で物事を見ることができるため、クリエイティブな発想ができる。

経営者になった気持ちで、経営方針を考えてみると、解決が見つかりやすい。

・「上司が指示を出したが、上司はどういう意図だったのか?」

チェス盤をひっくり返すような気持ちで相手の立場に立って、上司の意図を理解して成果を出せば、間違いなく評価される存在になれる。

ゼロ発想

POINT

「そもそも」と考えて原因を追求する

課題にぶち当たったときに、すぐ解決策を出す人は多い。でもすぐ解決策を出してしまうと、根本的な解決に至っていないから、きっとまた同じ問題が起こる可能性がある。だから、原点に立ち返って「ゼロ発想」を持って、課題解決に挑むことが大切。

「そもそも、なぜこの問題に取り組んでるのか?」

「そもそも、なぜあの人はクレームをしたのか?」

何が『心の問題なのか』を議論し、根本解決に取り組むことだ。時間はかかるが、得られるものは大きいと考えよう。

会議の最初の5分は雑談

POINT

全員参加型の会議へ

会議前は仕事とは関係ない雑談を5分でも行うことで、良い議論が行われる。内容は何でも良い。各自30秒で最近の出来事を話してもらったり、昨日の話題になったニュースでも良い。また5分過ぎても良い。

なぜかというと、雑談をすることで、全員参加型の会議になりやすいからだ。会議は緊張によって、発言をしない人も出てくる。だからこそ、肩の力を抜いて、全員で有意義な議論をするために必要なことである。

失敗を恐れない

POINT

全員参加型の失敗経験は無駄にならないへ失敗経験は無駄にならない

自分を成長させるためには、いろんな仕事の機会を増やすこと。圧倒的な仕事の数で飛躍的な成長を遂げる。そこで不安になることは「失敗」である。失敗したくないから、あまり積極的に行動しなくなる。

正直なところ、いち社員のミスなんて、会社にはそんな影響はない。それに失敗を挽回するチャンスなんてたくさんある。だから、たくさんチャレンジして失敗して成長していくことだ。失敗したときの注意点だが、失敗にちゃんと向き合うことだ。決して、逃げていては成功しない。どこが問題だったのか『そもそも(ゼロ発想)』を持って解決していこう。

まとめ(感想)

改めてになるが、仕事が速い人は下記に長けている。

①すぐ行動する

②コミュニケーションスキルが高い

③シンプルに考える

超速で仕事を終わらせるためには、自分の仕事ルールを変えていかなければいけない。常に自分の業務のルーティンに疑問を持ちつづけるそして、常に成長し続けること。失敗を恐れずに。

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