限りある時間の使い方(著:オリバー・バークマン)【要約・書評】

自己啓発

人の平均寿命は短い。

ものすごく、バカみたいに短い。

※本書の冒頭より

「バカ」まで言わなくていいだろ(笑)

そう思ってしまいそうだったが、本当にそれぐらい短い。

『限りある人生だから、効率的に時間を使おう』

この言葉が、間違った時間の使い方であることに気づく。

自分が人生で心がけていたことが逆説になっていて、けっこう衝撃的な内容だった。

全米ベストセラー!

世界の著名人・日本のひろゆきさん・本系ユーチューバーで紹介されている本。

(本系ユーチューバーのサラタメさんがすごくわかりやすい!)

ぜひ、時間に対する考え方が180度変わるので読んでほしい本です。

書籍情報

著者:オリバー・バークマン

出版社:かんき出版

出版日:2022/6/22

著者紹介

イギリスの全国紙ガーディアンの記者として、外国人記者クラブ(FPA)の若手ジャーナリスト賞などを受賞した気鋭のライター。著書『解毒剤 ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ』が世界各国で話題を呼んだ。ガーディアン紙で心理学に関する人気コラムを毎週執筆中。ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルといったアメリカの有名紙、雑誌サイコロジーズやニュー・フィロソファーにも記事を寄せている。ニューヨーク在住。

※本書 書籍紹介より

目次

イントロダクション 長い目で見れば、僕たちはみんな死んでいる
PART 1 現実を直視する
第1章 なぜ、いつも時間に追われるのか
第2章 効率化ツールが逆効果になる理由
第3章 「時間がある」という前提を疑う
第4章 可能性を狭めると、自由になれる
第5章 注意力を自分の手に取り戻す
第6章 本当の敵は自分の内側にいる
PART 2 幻想を手放す
第7章 時間と戦っても勝ち目はない
第8章 人生には「今」しか存在しない
第9章 失われた余暇を取り戻す
第10章 忙しさへの依存を手放す
第11章 留まることで見えてくるもの
第12章 時間をシェアすると豊かになれる
第13章 ちっぽけな自分を受け入れる
第14章 暗闇のなかで一歩を踏みだす
エピローグ 僕たちに希望は必要ない
付録 有限性を受け入れるための10のツール

要約・書評

効率化をツールが逆効果に

POINT:効率的にやろうとすると仕事が増えるだけ

第2章で詳しく書かれているのだが、すごく

タイムマネジメントの本では「仕事でいかに効率的に作業をして、少ない時間でタスクをこなすこと」が書かれている。

でも実際は、「仕事が早く終わるようになった〜嬉しい!」って言って、タスクを早く終わらせても、また仕事が舞い降りるのではないでしょうか?

結果、自分の仕事に費やす時間は変わらない。

「効率的に作業すれば忙しさから逃れられる」というのは、嘘だ。

結果的に、なぜかどうでもいいことに時間を費やしてしまう。

無理に会社の期待に答えようとしないことだ。

全部やるのではなく「重要なことだけ」やる。

では、どうすれば、そんな時間に余裕の持てる自由を手に入れられるのか?

それは次に述べる。

可能性を狭めて自由になる

POINT:【忙しい=有意義】ではない

人は、暇だと「何かしなかきゃ!」と思って、とりあえず思い立った「何か」をし始める。

映画を観たり、本を読んだり、友達と会ったり。

それは、「自分にとって本当に目的をもって取り組んでいることなのか」を再確認しなければならない。

人生は【忙しい=有意義】ではない。

「いろんなことに取り組んで、忙しい休みを過ごしたから、有意義だった〜!」など勘違いしてしまう。

目標は多ければ多いほうが良いとは限らない。

目標が多いことで「私って、人生を有意義に過ごしている〜!」と思い込んでしまう。

ただの勘違いだ。

結果的に、多すぎて人生のうちに一個も成し遂げられない。

人生は有限ということをすべて人は知っている。

だからこそ、目標を狭めて、その目標にひたすら取り組んでいくことが大切だ。

人生には「今しか」存在しかない

POINT:「今この瞬間」から取り組む。

狭めた目標を決めたら、もう、この瞬間から取り組もう。

そのときには効率化を求めない。

「仕事やプライベートのせいでできない」などと言って、いかなる理由でも先延ばしにしない。

過去・未来を考えているから、立ち止まってしまう。

覚悟を決めて、「今この瞬間」から取り組もう。

まとめ(感想)

正直、忙しいことが有意義だと思い、自分の人生がめちゃめちゃ充実している!と思い込んでた。

でも、その忙しいが人生において掲げた重要な目標から離れないようにしようとも思った。

人の平均寿命は短い。

人生は「4000週間」。

タイムマネジメントの使い方を正しく使う方法を学べる本だった。

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