人生は、「てきとう」に生きるぐらいがちょうどいい。
人間関係で敏感に反応してしまうことってありますね。職場の対人関係・家族関係など、ちょっとしたこと過剰に反応してしまい、感情が出てしまってトラブルになることも…。落ち着いたときに、「あぁぁ〜やってしまった〜」と反省してしまうことのサイクル。しかもちょっとしてことで落ち込んでしまって、次の日まで引きずってしまう。
考えすぎは良くないということですね。そんなことを防ぐためには、鈍感になることがちょうどいい生き方かもしれません。
「心の乱れ」を整える「平常心のコツ」を学んでいきましょう!
著者の植西さんは数多くの本を出版しております。私は特に「コツ」シリーズが大好きで全ての「コツ」を読みました!植西さんの本は、特に仕事で悩んだときに読むことが多いです。自己肯定感を爆上げしてくれて元気にしてくれる本がたくさんあります。
「コツ」シリーズは自己メンタル・対人関係など幅広く書かれております。自分が気になる「コツ」を読むだけでも問題ないので、自分の悩みにあった本を選べるのも特徴です!
書籍情報
著書:植西 聰
出版社:自由国民社
出版日:2013年12月4日
心理カウンセラー。東京都出身。学習院大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、「心理学」「東洋思想」「ニューソート哲学」などに基づいた人生論の研究に従事。1986年(昭和61年)、20年間の研究成果を体系化した『成心学』理論を確立し、人々に喜びと安らぎを与える著述活動を開始。1995年(平成7年)、「産業カウンセラー」(労働大臣認定)を取得。他に、知客職(僧位)、「心理学博士」の名誉称号を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※本書 書籍情報
こんな人にオススメ
- 敏感に反応してしまう
- プレッシャーに弱い(自分にプレッシャーをかけてしまう)
- 感情がすぐ表にでてしまう
- すぐ落ち込んでしまう
要約・書評
他人からの非難は「一理あるな」と考える。
仕事のプロジェクトでプレゼン資料を一生懸命作って発表したのに、上司に簡単に否定された。
すご〜く悔しいですよね!そんなときイラッとしますよね。昔の私はプライドが高く、根性もあったので、自信を持って資料を作成して提出したことが、平気で否定されたときは、上司を殴りたくなったものです。
強すぎる自意識は、相手への怒りから心の乱れにもなります。
非難されたときの対処方法ですが、考え方をポジティブに変えてみることがオススメです。否定された理由に耳を傾けることで、自分の直さなければいけない部分が出てきます。何事も客観的に見てくれる意見は大切なものです。その結果、自身が成長できるようになります。
非難は成長するための原動力!
イヤなお客さんの対処法
接客業をしていると理不尽なお客さんがくることもあります。ただのクレーマーですね。私も小売店で働いていたこともありますので、経験があります。20代くらいのヤンキーがお店に入っきて「駐車場で物にぶつかった」と言うので、一緒に見にいくと、止めてはいけないことを示す赤色のコーンにぶつかったとのこと。「えっ。コーン?(止めちゃいけないために置いているわけだし、ぶつかったとて、傷なんてつかないはず」。それで理不尽にもブチギレられたのです。
その際の対処法は、過剰にお客さんであることを意識しすぎないことです。
「お客さんは神様」…きっと違うと思います。販売する側にも選ぶ権利はあります。クレーマーが多いと思っている会社であれば、厄介なお客さんを一生懸命相手にしているからです。
敏感に反応してしまうと、理不尽なことに対しても必要以上に謝ってしまうようになり、更につけこまれるかもしれません。少しでも店側に非があるのであれば、さっさと謝って、さっさと帰ってもらいましょう。そして、改善に努めるだけでいいのです。
自分の弱さを素直にさらけ出す
自意識が強い人は自慢話をするのに、自分の弱さが出せない人もいます。特に自慢話しをする人は、自分に自信がないから「自分はすごい」ことをアピールしたがります。自己肯定感が低いから起こりうることもありますね。その結果、自慢話しばかりして毛嫌いされて、孤立してしまいます。負の連鎖に陥ってしまいます。
たまには、自分の弱さをさらけ出すことは非常にオススメです。人の魅力は「いかに人間味があるか」かと思います。いつも仕事ができるビジネスパーソンがいきなり仕事の悩みを打ち明けてきたら、「〇〇さんが悩み!?」なんて思って、親近感湧きますよね。
弱さをさらけ出すことは、決して自分にとってマイナスになるとは限らないということ。むしろ相手の評価は上がるかもしれませんし、自身も悩みを打ち明けることでスッキリするかもしれません。
また、悩みを打ち明けて否定されることもありますよね。めちゃめちゃ悲しくなりますよね。「聞いてほしいだけだったのに」って。きっと相談する相手を間違っただけかもしれません。そのときは「他人は自分のことをわかってくれないもの」と割り切りましょう。
やぱり笑顔が1番!!
平常心を保つ方法は、常に笑顔でいること!いかに忙しくても笑顔でいることで楽観的になり、冷静さは取り戻せます。あなたが笑っている姿を見て、他の人も笑ってくれるでしょう。
どうにもならないときは笑ってみましょう!本当にどうにもならないかもしれませんが、楽観的になり何か良い案が浮かぶかもしれません。
- 上司から否定されたら笑って済ませましょう!
- クレーマーの対応したあとは、笑って済ませましょう!
- 話を聞いてほしいだけなのに否定されたのであれば、笑って済ませましょう!
- せっかくの旅行なのに雨が降ったのであれば、笑って済ませましょう!
- 行列のお店ようやく食べられるとなった瞬間に売り切れたら、笑って済ませましょう!
- たった1日で上記のようなことがあっても、笑って済ませましょう!
こんなことは誰にでも起こりうることです。物事の捉え方を変えるだけで、平常心を保つことが出来ます。
まとめ(感想)
なんでも敏感に反応しすぎるとストレスが溜まってしまいます。必要以上に反応しないこと・思い切って割り切ってしまうことを意識しましょう。自分にとって弊害になる人との関係はできだけ避けていきましょう。感情が出てしまいそうになったら、笑顔で平常心を保つことを心がけましょう。
目次
第1章 他人の言葉に惑わされない
第2章 クヨクヨしないで生きていく
第3章 鈍感に生きていくほうが幸せになれる
第4章 自分の弱さに素直でいるから、心が安らぐ
第5章 「どうにかなるさ」 と楽観的でいる
第6章 「人は人、 自分は自分」の関係で人とつきあう
第7章 成り行きに任せるほうが、いい結果が出る
第8章 心を癒す方法を持っておくから持続力がつく
第9章 バランスよく生きることを心がける
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