努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣(著:塚本 亮)【要約・書評】

ビジネス

大切なのは、がむしゃらにがんばることではなくて、いい努力をすることです。

大切なのは、無理して自分を追い込むことではなく、賢い努力をすることです。

※本書 はじめに

「努力は必ず報われる!」

そう思いたいところですが、必ず報われるわけでは無い。

仕事で一生懸命頑張っても、失敗ばかりで評価されないという現状は、努力の方法が間違っている可能性もあります。

本書【努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣】を読めば、間違った努力をせずに、少ない費用・時間・労力で生産性を上げられます。

ぜひ、賢い努力ができる人になっていただければと思います。

著者の塚本 亮さんは、高校時代、偏差値30台。退学寸前の問題児から同志社大学に現役合格。

その後、ケンブリッジ大学で心理学を学びました。

ジーエルアカデミア株式会社の代表もやっております。

相当な努力をした方かと思い、尊敬します。

ぜひ、手にとっていただければと思います。

さぁ!要約していくや〜。

書籍情報

著書:努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣

著者:塚本 亮

出版社:明日香出版社

出版日:2023/1/19

著書紹介

1984年京都生まれ。同志社大学卒業後、ケンブリッジ大学大学院修士課程修了(専攻は心理学)。
偏差値30台、退学寸前の問題児から一念発起して、同志社大学経済学部に現役合格。その後ケンブリッジ大学で心理学を学び、帰国後、京都でグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。心理学に基づいた指導法が注目され、国内外の教育機関などから指導依頼が殺到。これまでのべ6000人に対して、世界に通用する人材の育成・指導、IELTSやTOEICの指導を行い、多くの受講生がケンブリッジ大学やロンドン大学などの世界トップ大学への合格を果たす。また、外資系や上場企業でビジネス英語研修を行い、資格試験からビジネス英語まで幅広く英語を指導している。
『IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集』(旺文社)の監修をはじめ、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)、『ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!』(高橋書店)、『世界のエリートを唸らせる 話すビジネス英語』『解くだけで思いのままに英語が話せる! ~ゼッタイ覚えたい英会話フレーズ100』(三修社)など著書累計100万部を突破。

※amazon 著者紹介より

目次

はじめに

第1章  報われない人が陥りがちな思考の罠 編

第2章  努力を正しく成果へつなげる軸 編

第3章   評価される仕事のコツ 編

第4章   合格!達成!勝利! 編

第5章   すり切れない人間関係  編

第6章   これからを拓く生活習慣  編

おわりに

要約・書評

残業をしている人たちへ

POINT

努力が目的化している。

残業している人たちは、相当業務量が多いのでしょう。

本当に身体には気をつけて欲しいと思います。

ただ、重要なことがあります!

「自分は残業を頑張っている!」など自分に酔わないでほしいのです。

なぜなら、努力が目的化しているからです。

失礼ながら、仕事ができなくて評価されていない人ほど、残業をしている気がします。

正直、なんのために残業しているの?と思ってしまいます。

きっと「仕事熱心で残業をしてまで一生懸命頑張っている」と思っているのかもしれません。

例えば、飛び込み営業を1日100件こなしました。でも、成果はゼロです!

努力はしたけど、報われなかった。でも100件こなしたことは評価してほしい。

プロセスは大切ですが、会社は結果を求めます。

努力ということに酔わず、「なんのために努力するのか?」を考えていきましょう。

ここは絶対、外さないようにしていただきたいところですね!

最優先事項に全力エネルギーを注ぐ

POINT

体力を意図的に残しておく

報われない人は、最優先事項を把握せずに、目の前の仕事を同じエネルギーでこなします。

人の身体にも限界はあります。

最優先事項に取り組むときは、失敗が許されないことも多いです。

疲労によって、ハイパフォーマンスができなければ、努力は報われません。

まずは、自分にとって何が最優先事項か把握すること。

そして、そこに集中するために、体力を余しておくこと。

報われるための重要なスキルです。

競合のいないところでNO.1を目指す

POINT

ニッチ戦略を意識する

※ニッチ戦略とは…特定の小さな市場に焦点をあてた戦略

当然ですが、ライバルが多ければ、NO.1になることは難しい。

営業でもそうですが、全員が同じ業種ばかりアプローチしていれば、会社内にライバルがいるため、被ってしまったりと成果は出にくい。

しかし、みんなが攻めていない業種を攻めれば、独占を築きやすい。

会社からも新しい分野を獲得できたことは大いに評価される。

ぜひ、チームで一緒に攻めるのも良いが、孤立して自分なりの攻める場所を見出してほしいと思います。

努力しない努力

POINT

生産性を意識する

優秀社員って、クールでスマートに仕事をこなして、定時で帰る印象がありますね。

なぜだろうと思いますが、それは、少ない費用・時間・労力で生産性の底上げを行っているからです。

「努力すればなんとかなる」という思考は無く、努力する前に、事前に仮説を立てながら、なるべくハイパフォーマンスを心がけます。

飛び込み営業の例を出します。

・報われない人:100件→10件が前向きに検討

 (所要時間8時間)

・報われる人:20件→10件が前向きに検討

 (所要時間2時間)

 【前向きに検討】が同じ10件ではあるものの、所要時間に明らかな差が出ています。

それは、報われる人は、ターゲットを絞って前向きに検討できるアプローチ先を見つけているからです。

そのためには、『根性!情熱!ひたすら努力!』という考えをやめて、動き出す前に戦略を立てましょう。

小刻みにホウレンソウ

POINT

依頼主の意図に合うように

報われる人は、上司・クライアント先のような依頼主に対して、小刻みにホウレンソウを行います。

というのも、業務を進めていてもあくまで依頼主は上司・クライアントですので、相手の依頼する内容と異なっていれば、水の泡になることを知っているからです。

報われない人は、評価されようと必死で、100%の完成をするまでに時間をかけて提出する。

結果、相手の意図とずれてしまい、作り直し(結果、仕事が遅いと判断されてしまう)

大切なのは、依頼主の方向性を理解すること。

そのために、小刻みにホウレンソウを行うことは大切なのです。

締め切り効果

POINT

時間の制限=集中力UP

学校のテストで前日になり焦り勉強して集中力がUPした経験はありませんか?

それは締め切りがあるので、集中力が増して、ハイパフォーマンスになるのです。

仕事では、ギリギリなんてことはしてはいけないですが、日々、自分に締め切りを設けて、業務をこなすことは大切です。

ぜひ、「この時間にこの業務を終わらせる!終わったら、コーヒーでも飲もう!」などゲーム感覚で仕事を行えば、ハイパフォーマンスかつ楽しくなるかもしれません。

時間帯で戦い方を変える

POINT

朝のゴールデンタイム

朝の2〜3時間は脳がクリーンなゴールデンタイムになります。

その時間は、優先順位の高い業務・クリエイティブな業務、集中を有する仕事を行ってください。

カエルを食べてしまえ!(著:ブライアン・トレーシー)でもやっかいな仕事は先にこなすことを推奨しています。

まとめ(感想)

「とにかく頑張れば報われる」「残業すれば成果がでる」という努力にも悪い努力がある。

悪い努力と断ち切って、効率的かつ生産性の高い賢い努力をしなければ報われない。

賢い努力は、残業を減らして、プライベートの時間も増やしてくれる可能性がある。

仕事のストレスを減らして、人生を充実させましょう!

合わせて読みたい本

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました