究極の「サウナフルネス」世界最高の教科(著:カリタ・ハルユ)【要約・書評】

健康

POINT

サウナでは時計を気にするな!

サウナの本場 フィンランドより最新医学エビデンスをもとにサウナの効果を記した本です。著者のカルタ・ハルユさんは「サウナ・フロム・フィンランド協会」を設立し、フィンランド・サウナの国際的なアンバサダーとして活躍している方です。

日本でも今、温泉・銭湯・サウナブームが広がってますね。今一度、サウナの効果を改めて学び、サウナをより楽しみたいものです。サウナの本場 フィンランドからお送りする新発見もあるサウナのノウハウ!ぜひ手にとっていただければ幸いです。

さぁ要約していくヤー。

書籍情報

書籍名:「最新医学エビデンス」と「最高の入浴法」がいっきにわかる!

    究極の「サウナフルネス」世界最高の教科

著者:カルタ・ハルユ

翻訳:こばやし あやな

医学監修:ヤリ・ラウッカネン

出版社:東洋経済新報社

出版日:2023/5/31

目次

【まずはここが知りたい!】日本の常識はサウナの本場の非常識!?日本のサウナファンから寄せられた「12の疑問と答え」
【序章】フィンランド発、最新版「サウナ浴7つのメリット」を徹底解説!
【第1章】さらに深く上質な体験が得られる!一歩先をいく本場フィンランド発「サウナ浴最新マニュアル」
【第2章】最先端医学も注目!「心臓病のリスク軽減」「肌ツヤがよくなる」「よく眠れる」……次々と明らかになってきた、サウナの知られざる健康効果
【第3章】シンプルだけど奥深い! サウナでの新習慣!身体感覚を研ぎ澄まし、集中力をアップしたい人にすすめる「サウナフルネス」超実践メソッド
【第4章】全身メンテナンスで、身も心も生まれ変わる!サウナでできる「ストレッチ&スキンケア」を一挙紹介
【第5章】「自家用車よりサウナの数のほうが多い!?」「遠赤外線サウナはサウナと呼ばない!?」……etc.フィンランド人が熱く解説する、本場のサウナをディープに知るための雑学集
【特別付録1】こんなところにもサウナが!?まだまだある!さまざまなスタイルのフィンランド・サウナ
【特別付録2】サウナブームの新たなトレンド!本場から学ぶ、最高のリフレッシュアイテム「ヴィヒタ」の効果&楽しみ方を教えます!

著書紹介

 1972年生まれ、フィンランド・ムーラメ市在住。Sauna from Finland ry.(サウナ・フロム・フィンランド協会)代表。
健康やウェルネス、観光面における、フィンランド・サウナ体験のブランディングやマーケティング拡大に可能性を感じ、2010年に「サウナ・フロム・フィンランド協会」を設立。世界中にフィンランド・サウナの伝統や独自性に基づくサウナ体験を広めることを協会の目標に掲げ、国内外200以上のサウナ関連企業や事業者とのネットワークを率いる。また、国内外300以上のサウナ体験や評価視察に携わり、国外の著名人のフィンランド訪問時には一緒にサウナに入って手ほどきをするなど、フィンランド・サウナの国際的なアンバサダー、著述家として広く活躍している。2016年に初の著書『Sauna¬¬¬-aito suomalainen elämys(サウナ--本物のフィンランド体験)』(キルヤカーリ社、未邦訳)をフィンランド語、英語、中国語で出版。本書は2021年出版の『Hyvää oloa saunomalla,Saunafulness(サウナで心地よさを--サウナフルネス)』(ヴィーサス・エラマ社)をもとに、日本オリジナル版として加筆、編集された。
自宅にはサウナを2室所有し、家族とほぼ毎日サウナ浴を楽しんでいる。

※amazon 書籍紹介より

サウナ・フロム・フィンランド協会

Sauna from Finlandとは? - Sauna from Finland
サウナ・フロム・フィンランドは、サウナ関連の企業のビジネス・プロモーションを行なうためのネットワークです。また、世界中の「本物のサウナ体験」の創出を目指すホテルやスパの事業を、始めから終わりまでサポートします。ネットワー

要約・書評

ストレスマネジメント

POINT

「自分の内なる声」を聴く

デジタルデトックス

現代人は、一日に何回スマホを見るのだろうか。現代社会はSNSなどから色んな情報が瞬時に入る世の中。なんでも、スマホで解決できるようになり、世の中の関心は、自分ではなく、情報や他人に向けられるようなりました。

デジタルに汚染された現代で大切なこと。それは自分との対話です。

そのためには、「デジタルデトックス」を少しでも心がけることです。

では、デジタルデトックスができるの一日の中でどのタイミングになるのでしょうか?

それは、お風呂に入っているときです。その瞬間は、テレビもスマホも見ないデジタルデトックスになっています。だからこそ、サウナ浴はデジタルデトックスにはぴったりなのです。

ボディ・アウェアネス

ボディ・アウェアネスとは身体意識のことです。自分の身体の声を聴くことが、サウナで大切になります。サウナ浴は脳の休息になります。そのために五感をフル活用します。サウナの周囲を見渡し木目の美しさを見つめ、無音を楽しみ(もしくは外の温泉の音を聞き)、肌で熱を感じ、木の匂いを嗅ぎ、体全体でサウナを楽しむのです。「今この瞬間に生きる」ようにします。目を閉じて、呼吸に集中するような瞑想も良いですね。そうしているうちに、これまで外に向けられていた感情が内なる自分に向けられます。

「最近、忙しくしすぎて、趣味の時間が取れなかったな〜」「なんか、肩こりが酷いな〜」「今日のサウナはより暑いと感じる。ちょっと疲れが出てるからかな〜」とか。

時間を気にしない

私もやってしまっていたのですが、「今日はサウナに◯分入る」などの時間を設けていたことが間違いだったと気づきました。いわゆる我慢ですね。実際、ほとんどの人がやってしまっているのではないかと思っております。本場 フィンランドには時計は無いと言います。

サウナで大切なのは「自分の身体と向き合うこと」。

我慢して目標達成することではありません。だから、自分の内なる声を聞けて満足したら出るというスタイルが良いです。

ヘルスマネジメント

POINT

心血管疾患にかかりにくい

『週4~7回の頻度でサウナに入る男性は、週1回サウナに入る男性 に比べて、心臓突然死のリスクが60%以上も低い』

※本書 P112

サウナは血圧を下げてくれる効果があります。熱により血管の柔軟性が増すことで血管が拡張し、血液がより広い空間を流れるようになり血圧を下げるようになります。他にも、前述したようにサウナ浴はストレスマネジメントになることで、心の健康=体の健康に繋がります。精神病も脳の病気もサウナによって、リスクを低減することが可能なのです。

肌マネジメント

POINT

発汗効果で肌のバリア機能や保湿力が強化

サウナ浴は体内の多くの水分が蒸発されます。そうなると乾燥するのでは?と思われます。確かに多くの水分が蒸発されますが、肌の表面にある角質の水分量に関しては、サウナ浴から数時間たっても通常よりさらにしっとりしているというのです!なぜかと言うと、汗に含まれる乳酸やナトリウムなどの「保湿成分」が皮膚膜にとどまることでバリアを強化するため、肌の保湿に繋がるのです。これは、女性も嬉しいサウナ浴の効果ですね。

そのためには、サウナ前はしっかり水分を取っておくことと発汗するように身体をほぐすマッサージを行うことが重要です。

まとめ(感想)

サウナ浴はストレス軽減・健康増進・肌の潤いなど多くのメリットがあります。サウナ浴では、時計を気にせずに、五感をフル活用し「自分の内なる声」に耳を傾けましょう。情報社会のようなデジタル社会に置いて、サウナ浴でデジタルデトックスをすることは非常に大切!

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