ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために(著:ドリー・クラーク)【要約・書評】※ブロガーにもおすすめな本

自己啓発

いや〜これまで読んできた本の中で、トップクラスに人生に大切なことを学べた!はははっ!

あまりにも多くの人がゆとりを失っている。つねに何かに急かされ、追いつめられ、 焦っている。

※本書 8ページより

「人間は1日でできることを過大評価し、1年でできることを過小評価する」。

※本書127ページより

人は目先の利益にフォーカスしている。しかし、本当に大切なのは、長期の利益のほうが安定的で価値がある。

会社で成果を出すときは、どうしても1ヶ月・一週間・一日など短期目標ばかり掲げる。目標を掲げて実行すること自体が素晴らしいことだが、もっと1年以上のスパンを考えることも大切。特に、自分の成長につながる目標を掲げることは少ない。

ブログを書いている人に、朗報だ!

本書を読むと、利益に伸び悩んでいる人に勇気を与えてくれる本書。忍耐強く、こつこつこなしていくことがどれだけ大切か分かる。

人生はロングゲーム

長期思考を手に入れて、人生を豊かにしていきましょう。

書籍情報

著書名:ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために

著者: ドリー・クラーク

出版社:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティーワン

出版日: 2022/7/22

著者 紹介

デューク大学フクア経営大学院とコロンビア大学ビジネススクールのエグゼクティブ教育コースで教鞭を執る。グーグル、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、世界銀行などをクライアントにもち、講演やコンサルティングを行う。 2年に1度発表の、世界で最も影響力のある経営思想家ランキング「Thinkers50」に、2019年、2021年、ランキング入り。
マーシャル・ゴールドスミス・リーディング・グローバル・コーチ賞が選ぶ世界ナンバーワン・コミュニケーション・コーチ。グローバル・グルが選ぶ世界トップ10コミュニケーション・プロフェッショナル。 この騒々しい世界で、個人や企業が自分の声を広く届ける手助けをしている。『ニューヨーク・タイムズ』紙から「新しい自分を創造し、人生に変化を起こす手助けをするエキスパート」と呼ばれる。『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌のレギュラー執筆者。大統領選挙キャンペーンのスポークスパーソンも務めた。グラミー賞を複数受賞したジャズアルバムのプロデューサーの顔ももつ。 ハーバード大学神学大学院卒。

目次

パート1 余白
第1章 私たちはなぜこんなにも忙しいのか?
第2章 魅力的なことに対しても「ノー」と言う
パート2 集中
第3章 正しい目標を設定する
第4章 新しいことに挑戦する
第5章 波で考える
第6章 戦略的レバレッジ
第7章 正しい人々、正しい部屋
パート3 信念
第8章 戦略的忍耐
第9章 失敗を再定義する
第10章 収穫する

要約・書評

長期思考のメリット

POINT

人生は長いのだから長期思考を習慣化する

①いずれ収益が大きい価値として舞い上がる

長い間、諦めず努力した結果は、いずれ自分に偉大な価値をつける。その価値が、お金として自分に舞い上がる。しかも、長い間。安定収入に繋がるだろう。

危機のときに動じなくなる

営業で全く成果がでなくなった。そんなときは落ち込みますね。しかし、長期思考があれば、『失敗しても人生は長いから大丈夫』と思えるようになる。

結果が出るまでには約10年以上かかることがある。辛い時期も来るだろう。それでも長期思考では、忍耐強くなり動じない心を手に入れることができる。

次からは長期思考を手に入れるには方法を書いていく。

余白を持つ

POINT

スケジュールを空ける

忙しい毎日を過ごしているとそれだけで成功への道を進んでいるように思える。しかし、立ち止まらないで進んでいると、自分が望んでいない誤った道を進むことになるかもしれない。そうならないために、立ち止まる癖をつけなければならない。

私達は、忙しいと深く考えずに済む。忙しさをアピールしている。だから忙しいをやめられない。

まずは、余白を作ることを実行し、自分が長期的に成し遂げたい目標を設定してみる。そして、目標が決まれば、その目標を一番大切なこととして、優先的にスケジュールにいれるようにしよう。

目標を探す

POINT

「興味」にフォーカスする

「本当に自分がやりたいことは?」「理想の自分は?」など自分探しの旅に出よう。

そのときに重要なことは、お金にフォーカスしないこと。自分の「興味」にフォーカスすることが重要。お金にフォーカスするとどうなるか。続かなくなる。お金は目的ではなく、手段である。ましては、本書では、長期思考の成果が出るのは10年ほどになる。そんな長いスパンをお金にフォーカスしても続かない。「興味」にフォーカスし、コツコツ努力をしていけば、自ずとお金も集まってくる。

目標が定まったら、すぐ「開始日」を決めて、スケジュールに入れて、即行動しよう。

挑戦する

POINT

20%ルール

グーグルの「20%ルール」は効果的。自身のプロジェクト以外に、グーグルに新しい価値をもたらす新しい何かに、自分の時間の20%を使うルール。チャンスのための時間として、興味のあることをに有効活用することが大切。

※20%ルールを意識していくと自然と余白の時間も出てきます。

戦略的に「一点集中」する

POINT

全集中

成果を最大化するためには、一つの目標に全集中すること。

以前紹介した与沢翼さんの著書(ぶち抜く力)でも、与沢翼さんは、早稲田大学に合格するために、友人と遊ぶことを一切せず、携帯すら解約した。それぐらい一点集中することが大切だ。

また、「探すモード」と「集中モード」はしっかり分けるべきだとのこと。まずは、探しまくる。そして、やりたいことが分かったらそれに集中すること。シンプルだけど、すごく重要。

収穫する

POINT

あきらめない

いずれ種から芽が出て実になる。そしたら収穫時期になる。収穫時期は10年かかることもある。ただ、あきらめないことだ。そのために、ひたすら自分が何をやりたいか考えてきたのだから。自分の信念に従い、まっすぐに行動していくことが大切。

いずれ全集中した努力は、ほとんど報われると思う。収穫時期までひたすら前に進もう。

また、早めに収穫が出来てしまった人は、油断せずに次の挑戦を見つけ、未来投資を進めよう。

まとめ(感想)

ブログをやっている自分には、照らし合わせる要素が多く、非常に勉強になった(著者もブログをやっている)。ブログは収益に繋がるまでには、時間がかかる。途中で挫折してしまう人も多い。そんな中で、あきらめずに努力を続けるメリットが学べた。

誰もが10年後の未来なんてどうなるか分からないから、目先の目標ばかりを追ってしまう。もっと10年先の未来も見据えて、目標を掲げて行動したいと思う。今は、成果がでなくても、10年後に大きい成果が得られるように。

今すぐ手帳に10年後の目標を書こう!

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