「考え方」についてよく表されるのは、「コップの水理論」。
コップの中に水が半分入っているという事実があるとします。
- Aさんは「半分しか入っていない!少ないよ!」と言う。
- Bさんは「残りがまだ半分もある!ラッキー!」と言う。
コップの中に水が入っていると言う事実はAさんもBさんも変わらないのに、物事の捉え方は人それぞれ。
Bさんの考え方のほうが、ポジティブであるので、考え方としてはとても良い考えだと思います。
このように、事実に対しての考え方を良い方向に変えることで、人生は有意義なものになります。

リチャード・テンプラーさんの人生ルールシリーズは数多く出版されてます。仕事やお金、人生のルールなど。全てを読みましたが、どれも大切な話が多すぎます。私の愛読書の本棚軍にあるぐらい「人生において重要なルール」を学べます。
書籍情報
著書:リチャード・テンプラー
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版日:2021年3月20日
旅行代理店、スーパーマーケットチェーン、レストラン、カジノ、大学自治会など、幅広い分野で30年を超えるマネジャー経験を持つ。2003年に出版社White Ladder Pressを創設。わずか4年で「イギリスで最も成功した出版社」と呼ばれるまでに育て上げた。Ruleシリーズは 50言語で翻訳される世界的ベストセラーになっている。 著書に『できる人の仕事のしかた』『できる人の人生のルール』『上手な愛し方』(ディスカヴァー刊) などがある。
※本書 書籍紹介より
こんな人にオススメ
- 他人に流されやすい
- 逆境に弱い
- 視野を広くしたい
- すぐ焦ってしまう
- ポジティブになりたい
要約・書評
1.さまざまな考え方の人と付き合う
違う考え方を取り入れるためには、違う年代・会社などさまざまな人と付き合うようにしましょう。
「へぇ〜こんな考え方気が付かなかった〜」などきっと発見があるかもしれません。そこから、学んでいき自分自身の考え方を幅広くしていきましょう!
2.自分は幸せだと考える
「自分は幸せだと前向きな人は、そもそも裕福だからだ」。そんなことは決してございません。
自分は幸せだと考える人は、物事に対しての考え方が前向きだから。
※もしかしたら、物事に対しての考え方が前向きだから、成功することができて、裕福なのかもしれません。
自己肯定感を高めることで、広い視野を保つことが出来て、考え方を柔軟に考えることができるようになります。
3.自分の頭の外で考える
著者のリチャード・テンプラ−さんは、どんな小さいことでもメモするようにしているそうです。その理由は、書くことによってさまざまな思考や情報を記憶する必要がなくなる、その分、スペースが生まれるだからそう。その結果、スッキリした状態で目の前の業務に集中できるとのこと。
決して「メモをすること」が大切ではないです。情報化社会のなかで、脳に情報をため過ぎないことが大切です。
4.ルーティンを崩す訓練をする
ルーティンを崩す理由は、型にはまった思考から抜け出すためです。ルーティンによって、思考が変化せず、現状維持の考え方になってしまいます。
例えば、通勤のルートについて。
ほとんどの人は、同じルートを行ったり来たりして、同じ景色を見てます。もし、ルートを変えて、そのルーティンを崩してみると、違う景色が見えます。知らなかったカフェに出会って、美味しいオーガニックコーヒーに出会い、コーヒーに詳しくなるかもしれません。
5.他人の目を気にしない
他人の目を気にする=考え方を他人に合わせてしまう
そんな傾向はあります。ここで違う意見を言ってしまったら…。など他人合わせてしまい自分の考え方を押し殺してしまいます。
クリエィティブな思考を磨きたいのなら、他人と意見が違っても、自分の考えを堂々と伝えましょう。
常に自分の頭で物事を考えられる主体的な生き方をする人は強いです。
6.パニックを起こさない
何事も冷静でいることは大切です。パニックになった時点で、脳はクリアにならず余裕が無くなります。
動物の生存本能でしょうか?危機が訪れると「逃げなきゃ!」という思考になり、脳がそればかりを考えてしまうのかもしれません。
例えば、クライアントに怒られたとき。
あなたは会社の顔でもありますので、怒られた瞬間、冷や汗を流して必死に謝罪するかもしれません。いやいや。もしかしたら、本当にあなた(あなたの会社)が悪いのでしょうか?冷静に考えて判断しましょう。無茶振りな納品量と期限。限界のある依頼は何かしらトラブルが起きます。謝罪して、「次回以降気をつけます」だと、更にプレッシャーを受けてしまい、パニックとともにまたミスをするかもしれません。今回のトラブルの何が原因だったか考え、クライアントと対等に話しましょう。
パニックを起こすことで、思考回路が停止になります。だいぶ不利になります。常に頭の中はクリーンに。そして、トラブルが起きても冷静でいられるように余裕を持ちましょう。
7.後悔はエネルギーの無駄遣い
後悔ほど無駄な感情はない。
あなたの決断が失敗になることもあるでしょう。ただ、後悔してはいけません。
あなたが自信を持って決断したのであれば、失敗も経験のうちと考えましょう。
あなたには、意思決定権があります。自分が堂々と決断すれば、失敗しても後悔をすることは少なくなります。
8.思い込みを疑う
ニュースや雑誌の情報を鵜呑みにしないようにしましょう。情報はあくまで、自分で考えるための出発点であり、終着点ではありません。
鵜呑みにすることで、自分の頭で考えることもしなくなり、思考力がだんだん落ちていきます。なんでも、自分の頭で情報を紐解いていき、自分なりの考えを持ちましょう。
まとめ(感想)
考え方は、個人の捉え方次第!
自分のことなんだから、自分の頭で考えよう!と。
そして、日常のなかでルーティンを崩すなど脳に刺激を与えていき、考え方の幅を広げていきましょう!
他人を意識しすぎる考え方は、自分の考え方も育ちません。
ポジティブな考え方をしていきましょう!
目次
第1章 自分の頭で考えるための6つのルール
第2章 逆境を乗り越えるための11のルール
第3章 健全な思考を養うための15のルール
第4章 計画的に考えるための7つのルール
第5章 クリエイティブに考えるための10のルール
第6章 問題解決のための11のルール
第7章 一緒に考えるための10のルール
第8章 意思決定のための15のルール
第9章 批判的思考を養うための15のルール
合わせて読みたい本
- Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』(著:トッド・ローズ、オギ・オーガス)
- 精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方(著:樺沢紫苑)
- 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 (著:草薙龍瞬)
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