『コンサル1年目が学ぶこと』(著:大石 哲之)【要約・書評】

要約・書評

「コンサル1年目が学ぶこと」は入社1年目以外の方でも、コンサルティング会社に勤めていない方でも、すべてのビジネスパーソンに役立つ本。

そして、一生使えるビジネススキル。

人材コンサルティング会社に勤める私がオススメする「コンサル1年目が学ぶこと」。

仕事ではかな〜り役立っています!

※3ヶ月に一回は読み直す本です。

1,000円台で一生分の普遍的なビジネススキルを学べるのであれば、高くないはず!

ぜひ、早いうちに読んでほしい本です。

「コンサル1年目が学ぶこと」では、ビジネスパーソンに重要な話す技術・思考術・デスクワーク術・ビジネスマインドなど学べます。

それでは、本書を要約していきます!

書籍情報

著者: 大石 哲之

出版社:きずな出版

出版日:2014年7月

こんな人にオススメ

  • 全てのビジネスパーソン(入社1年目以外でもオススメ!)
  • コミュニケーションスキルを磨きたい
  • 社内で評価されたい
  • 残業せずに帰りたい
  • 仕事での失敗が多い

要約・書評

結論から話す

「えっ。そんなの当たり前でしょ!」

「ビジネスマンだったら知って当然でしょ!」

はい。きっとそうです。

ただ、思っていても結論から話すことが出来ていない人も多いのではないでしょうか?

今度、職場で相手の話を聞いてみてください。

結論から話していない方もきっと多いはず。

自分は例外だと思わずに今一度、結論の話し方をPREP法で学んでいきましょう。

〜PREP法〜

P:Point(結論)

R:Reason(理由)

E:Example(具体例)

P:Point(結論 ※再度、結論を伝える)

例えば…

「私はアートを学ぶことは、大切だと感じます(P:結論)。

なぜならアートを学ぶことで歴史を知ることができるからです(R:理由)。

アートを観ることでその時代に生きた人たちの衣服や建築から、その時代背景を知ることができます(E:具体例)。

よって、私はアートを学ぶことは、大切だと感じます(P:結論)」

更に下記のような工夫も用いて話すことも大切です。

数字を用いて話す

もっと具体的に相手の頭に話の内容を想像させることができます。

相手の理解度を確認しながら話す

相手が無言でいるときは、何が分からないかも分からない状況もあります。

相手が分かっている前提で話さず、逐一相手が理解しているかどうか確認しながら話していきましょう。

常に期待値以上の成果を出し続ける

上司・クライアントから、様々な依頼を受けるなかで、相手の望む結果を出すことは大切です。

しかも、相手の期待以上の成果を出すことができれば、評価も上がります。

しかし、期待以上の成果というのは、自分の時間を犠牲にして一生懸命に時間を費やすこともあります。

ときには限界がきてしまいます。

結果的に相手の期待に答えられない。

メンタル不調をきたしてしまう。ということにも成りかねません。

そんなときにオススメするのは、下記です。

相手に期待値を少し下げた状態で、良いパフォーマンスを上げること。

そのためには、相手からの依頼を正確に把握し、自分がどれぐらいのスピードや質でこなせるか把握した上で、相手に少しハードルを下げるコミュニケーションも大切です。

「締切」が良い例かもしれません。

相手より、「7日間でこの業務を完了してくれ」と言われた場合。

「情報収集のために文献などを読み漁りたいので、10日にしていただきたい」※相手承諾

⇒結果的に、7日で完了。3日早く終了させることで、評価も上がる。

実際、職場で実践してみましょう!

常に疑問を持って、仕事をする。

「そもそも、この業務をやる意味って?」

「そもそも、このクライアントは何を求めているのか?」

物事の本質を探し当て、本質にフォーカスすることが大切です。

例えば、工場での作業事故が多発している。

⇒では、安全に関するマニュアルを周知しよう。

ではなく、そもそもなぜ作業事故が起きているのかを徹底的に掘り出してみる。

機会の老朽化・残業過多・社内のコミュニケーション不足・給与水準などなど。

問題はその一点であることは少なく、様々な要因があります。

すべてを解決することも大切ですが、費用の面など難しい場面があります。

まずは本質を探り出し、仮説を立てながら解決していくことが大切です。

そのためには、常に本質がどこにあるか常に疑問を持って仕事をすることが大切です。

まとめ

仕事をスムーズにこなすためには、ビジネススキルをいち早く、取得することが大切です。

  • 社内・社外ともに大切なコミュニケーション能力(営業力も含む)
  • 数字への意識
  • 目的を持って仕事をすること(「そもそも」を意識する)

給与から自分の価値を時給換算にしてみましょう。

そうなったときに、自分は〇〇円/時で会社に貢献しているかストイックに考えましょう。

急速に変化する社会では、どんな会社が生き残り、どんな会社がこの世を去るのか分かりません。

いつの時代でも求められる人材になるために、早いうちからコンサルティングからビジネススキルを学んでいきましょう。

コンサルティングの仕事では、常にビジネスの基本を意識します。

コンサルティングの仕事では無い方でも、ビジネスパーソンに活かせる本書。

ぜひ、手にとっていただければと思います。

目次

  • 第1章 コンサル流話す技術
  • 第2章 コンサル流思考術
  • 第3章 コンサル流デスクワーク術
  • 第4章 プロフェッショナル・ビジネスマインド

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