フランス人は10着しか服を持たない(著:ジェニファー・L・スコット)【要約・書評】

自己啓発

ショッピングモールに行って食材・雑貨・洋服を買うときにどっちを選びますか?

①安いものを多く買う

②高いものを少なく買う

きっと①が多いはず。食材も食器なども安めに済ませたりする方も多い。

フランス人はというと②が多い。少し高くても良質な食材を買って、オシャレな料理を作り、オシャレな食器を使い、食事を楽しむ。

『フランス人は10着しか服を持たない』というキャッチーでミステリアスな題名。結論から言うと、フランス人は良質なものを大切に使い、生活を豊かにする(毎日を特別にする)ことだと思います。

フランス人ってオシャレなイメージがありますね。でも『なんでオシャレなのか?』というのは具体的には分からない。ぱっと言えるのは、見た目のオシャレさ。でも意外にもオシャレな特徴はたくさんあります。

本書は、アメリカ出身のジェニファー・L・スコットさんがホームステイ先のパリの由緒ある貴族の邸宅で暮らし、マダム・シック(邸宅のマダム)から学んだことについて書かれております。フランス人のの生き方の素晴らしさを書いた本です。

本書を読めば、フランス人のオシャレな生き方を学べますし、暮らしの質を高め、毎日を「特別な日」にすることが出来ます。

さぁ、要約していきます!

書籍情報

著書名:フランス人は10着しか服を持たない

著者:ジェニファー・L・スコット

翻訳:神崎 朗子

出版社:だいわ文庫

出版日:2017/5/12

著者 紹介

南カリフォルニア大学卒業。大学3年生のときにフランスのソルボンヌ大学、パリ・アメリカ大学へ留学。典型的なカリフォルニアガールだったが、パリの由緒ある貴族の邸宅で暮らすことになり、マダム・シックに出会う。女性として、妻として、母としてのマダムの生き方に感銘を受け、シックなライフスタイルに目覚める。2008年よりライフスタイルブログThe Daily Connoisseurを執筆。アメリカの物質主義に踊らされる生活に異を唱え、美しく心豊かな暮らしやシックなおしゃれを提案。パリで学んだ素敵な暮らしの秘訣を紹介した連載記事が大反響を呼ぶ。それをもとに、各テーマをさらに掘り下げて1冊にまとめた本書は15カ国で刊行され、日本でベストセラーに。続編『フランス人は10着しか服を持たない2』に続く、待望のシリーズ第3弾『「凛とした魅力」がすべてを変える』も発売中。イギリス人の夫と3人の子どもとともに、カリフォルニア州ロサンゼルスに在住。毎年ヨーロッパに滞在し、つねに新たなインスピレーションを得て、シックなライフスタイルの秘訣を発信し続けている。

※amazon 著書紹介より

目次

Introduction 日常が突然、特別なものに見えてくる

Part 1 食事とエクササイズ
Capter1 間食はシックじゃない
Capter2 食べる喜びを我慢しない
Capter3 面倒がらずに体を動かす

Part 2 ワードローブと身だしなみ
Capter4 10着のワードローブで身軽になる
Capter5 自分のスタイルを見つける
Capter6 ノーメイクみたいにメイクする
Capter7 いつもきちんとした装いで
Capter8 女らしさを忘れずに

Part 3 シックに暮らす
Capter9 いちばん良い持ち物をふだん使いにする
Capter10 散らかっているのはシックじゃない
Capter11 ミステリアスな雰囲気を漂わせる
Capter12 物質主義に踊らされない
Capter13 教養を身につける
Capter14 ささやかな喜びを見つける
Capter15 質の良さにこだわる
Capter16 情熱をもって生きる

書評・要約

良質なものを大切に

POINT:毎日が特別な日

冒頭で伝えた通り、良質なものを毎日使うフランス人。

ⅰ.洋服:本の題名になっている通り、洋服も良質な物を大切にしつつ、使い回すのです。毎日を特別な日としてオシャレに過ごすのです。

【確認】自分の家のクローゼットを開いてみましょう。洋服がぎゅうぎゅう詰めになっていませんか?クローゼットを開けて、ぱっと洋服が見れるほど少なくできればベストです。

ⅱ.食事:良い食材を使って料理をして、オシャレなレストランのように自宅を優雅にする。

そう考えると、高級レストランで1万円払うより、自分で良い食材を調達し、自分で料理をしたほうが、幸福度は高い気がします。食器も同様です。日本人の夕飯では、テレビを観ながらご飯を食べることも多い。それだと、食事の美味しさには気がつけない。5感をフル稼働させて、料理の美味しさを堪能しましょう。

上記のようにオシャレに生きるためのコツは、まず買い物リストを作成する。そして、買い物リスト意外は絶対に買わないようにすること。余計な物を買うから、お金もなくなるし本当に欲しいものの判別ができなくなり、物がたくさんになるのです。ショッピングを終えたときに、たくさんの買い物袋を持つようなことが無いようにしましょう。きっとショッピングで買い物欲が抑えらようになることもメリットです。

自分に満足すること

POINT:自分を知り「自分らしさ」を追求する

もっと自分らしい洋服(香水や宝石も)を身につけることは重要です。自分らしさが無ければ、ファッションも多様になります。結果、安価なものを多く買ってしまいます。

自分らしさをノートに書いたり、友達やパートナーに聞いたり、アパレル店員さんにアドバイスを求めたりしましょう。そして、自分らしさを確立させて、自分に満足しましょう。最終目標は、自分らしさを表現してくれる大好きな服ばかりにすることです。そして良質なファッションを身につけることで、自ずと贅沢になり満足した毎日になります。

ミステリアスな雰囲気を漂わせる

POINT:自分のことを語りたがらない

あまり自分のことを語らず、表現も薄いミステリアスな人。「どんな人なんだろう」と気になりますよね。ミステリアスな人は、魅力的に見えてしまいます。フランス人は、あまり自分のことを語りたがらず、よっぽどではない限り、口を開けて大笑いすることも少ないです。

ミステリアスになるためには

  • 必要なこと以外は話さない
  • 言葉を選んで話す
  • 沈黙に慣れる
  • 秘密を使いこなす

いちいち反応する癖を無くしましょう。また「沈黙になったら気まずい」というのは分かりますが、沈黙のときって「なにか喋らなきゃ」と思って喋ってしまって、ミスったときもあるかと思います。それぐらいだったら喋らないほうがメリットがあるかもしれません。

まとめ(感想)

世の中に自分をどう表現するのか?

フランス人は、何が自分に合っているか分かっていて、何にお金を使うべきか分かっている。その結果、良質な物を日々の生活に取り込み、自分を表現できている。そして、ミステリアスで魅力的だ。

自分を知り、自身に満ち溢れる身だしなみ・態度を身につけて、毎日を「特別な日」にしましょう。

合わせて読みたい本

シンプルだから、贅沢(著:ドミニック・ローホー )

※ちなみにフランス人(パリジェンヌ)の生き方をもう少し知りたい方は、下記もオススメです。

※その他

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