もし明日死ぬとしたら、
大切な人に今日、
何が出来ますか?
※本書 帯より
人生は有限。分かっているようで、なぁなぁに生きている。でも、人生ってなんのためにあるのだろうと思うこともある(少し哲学っぽいけど)。
『幸せであること』が人生で重要なことは分かる。それが、仕事?旅行?本?友達?家族?。それは人それぞれ。今回読んだ『人生はあなただけのものじゃない』は題名通り、相手に与えることを意識する本。
読んだ感想。
- 人生は有限である
- やりがいを感じる仕事に出会う
- 自分の時間を大切な人に使う
- 生きているうちに感謝を伝える
全体を通して、この世に生まれて人生をどのように過ごすかが少し見えた。
難病を患った世界的ベストセラー作家のトム・ラスが語る「人生の意味」の見つけ方の本。
ページ数も100ページ弱なので、すぐ読了できる内容でオススメです。
書籍情報
著書名:人生はあなただけのものじゃない
著者:トム・ラス
翻訳:林田レジリ浩文
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版日:2022/8/26
著者 紹介
世界的なベストセラー作家。仕事がいかに人の健康と幸福に寄与するかを20年あまりにわたり研究してきた。10冊の著作は販売累計1000万部以上を誇る。代表作は、出版後すぐに熱狂的な支持を受けNYタイムズのベストセラー第一位を獲得した『心のなかの幸福のバケツ』と、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(共に日本経済新聞出版)。その他の著書に『「向いてる仕事」を見つけよう「人の役に立つ12の資質」から自分の強みがわかる』(ダイヤモンド社)などがある。ギャラップ社に13年勤務し世界中を飛び回りながら、組織の強み・社員のやる気と幸福感・リーダーシップコンサルティングの分野で指導的な役割を果たしてきた。その後は同社の社外アドバイザー及び上席サイエンティストをつとめ、彼自身が罹患した難病でもあるVHLがん研究所の副代表としても活躍した。現在も精力的に活動し、出版社を立ち上げ、複数のスタートアップ企業のアドバイザーを務めるなどしている。ミシガン大学及びペンシルベニア大学で学位を取得し、現在はヴァージニア州アーリントンで妻のアシュリーと二人の子供と住んでいる。
※本書 著書紹介より
目次
はじめに
第1部 自分を超えて残るものを見つけよう
第2部 大切な人たちにあなたができる限りのことをしよう
第3部 あなたがいなくなった後にも残るものは何かを考えよう
第4部 貢献の人生を生きよう
第5部 僕は今日、あの人に何ができるだろう?
要約・書評
①人生は有限であること
分かっているけど…でも意識しない人は多い。「いつ死ぬか分からない」と思うと、人は一生懸命になる。仕事の失敗や不安もちっぽけに思える。この世に生まれたからには、休日はダラダラせずに楽しむこと・仕事も好きな仕事に出会い楽しむこと。これに尽きる。悩んだら『人生は有限である。だから楽しまなきゃ!』と思い出すこと。それだけで、前向きになれる。
②やりがいを感じる仕事に出会う
嫌な仕事を続けるほど辛いものは無い。1日の3分の1を過ごす。それが仕事。だったら、とことん楽しいと思える仕事を見つけること。
『でも、やりがいを感じる仕事が見つからない』
そんなことは無いはず。何十年も過ごしてきて、楽しかったことを思い出しましょう。楽しかったことを仕事に出来ないか考えることです。日々の生活で少しの違和感を大切にし、小さく出た芽を育てることです。
それが出来ないのであれば、今の仕事を楽しむ方法を見つけること。仕事には必ず恩恵を受ける相手がいる。一番は顧客だけど、社内の事務を担う人たちは、社員のサポートという部分で恩恵を受ける。あなたが会社で誰かのためになっているのは確かだ。だから、そこに幸せを感じることも良い。
忙しい仕事生活が続けば、不満もたまる。でも忙しい分、誰かのためになっていることを覚えておきたい。
③自分の時間を大切な人に使う
『あなたには大切な人はいますか?』『大切な人を「ちゃんと」大切にしていますか?』
下記の行動をチェックしましょう。
『食事中にテレビを観ながら食べていませんか?』『会話中にスマホを触っていませんか?(もしくはテーブルに画面を上にして置いてませんか?)』
相手との会話に集中して楽しみましょう。
④生きているうちに感謝を伝える
本書で心に刺さる言葉があった。
「たいていの人は、誰かが死期を迎えたときに初めて、その人がしてくれたことに思いをはせその人のバケツをいっぱいにしようとするが、もったいないことだね」
※本書 P72
相手の死を経験してから、その人のありがたみを知る。すごくもったいないこと。ありがたみがあるのであれば、その人が生きているうちに言葉と行動を示すこと。特に両親は、今すぐにでも行動してあげたい。
①〜④をもとに『今日、誰かのために何をしてあげられるだろう?』と考えて行動をしていこう。
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