何度この本に元気をもらったか…仕事で行き詰まったときはいつも読んでいました。トイレでも布団の上でも。この本に何度も助けられた気がする。
勇気なくして生きていくことはできない
なんで自分に怖気づいてもっと、勇敢に挑戦していかないんだ!と。
本書のルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの言葉には力強さがあり、勇気をもらえる内容になっております。
書籍情報
著者:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン
翻訳:白取春彦
出版社:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティーワン
出版日:2018年5月25日
オーストリア・ハンガリー帝国の大富豪の家に生まれる。幼い頃か ら文学書、哲学書、数学書を読みふける。理工系の学問に興味を持ち、ベルリン工科大学やマンチェスター大学工学部でジェット推進プロペラの設計に打ち込むが、やがて数学基礎論に関心が移り、ケンブリッジ大学のラッセルのもとで数学、論理学、 哲学を学 ぶ。第一次世界大戦ではオーストリア軍に志願して戦った。1922年、従軍時も含め6年越しで書いた『論理哲学論考』を出版し、当 時の哲学界に衝撃を与える。この本を書いたことで哲学について はもう何もすることはなくなったと感じ、小学校教師や修道院の庭 師として働く。約10年後、40歳でケンブリッジ大学に復学、博士号を取得。50歳で教授となる。58歳で辞職、62歳で死去。
こんな人にオススメ
- 人生をもっと情熱的に生きたい
要約・書評
そんな小さなことに振り回されて人生の大部分を使ってしまっていいのか?
くよくよすることって多いと思います。明日の商談が不安とか、上司に報告するのが億劫だとか・・・。失敗でも無いことをくよくよ考えすぎていないかよく考えてみましょう。俯瞰的にみると「なんて小さい悩みなんだ」と思えるようになります。そんなことに時間を費やして、大切なことに時間を使えない人生はもったいない!!もっと人生を有意義に過ごして楽しまなければ。そんな上司の顔色なんて気にしている時間は無い!!
勇気なくして生きていくことはできない
失敗するのではないか・・・と思いながらチャレンジすると、失敗することが多くあります。それは、怖気づいている心に基づく結果でもあります。もしチャレンジをするのなら胸をはって堂々とチャレンジすることが大切です。
勇気こそがチャンスを広げ、危機を救い、自身と能力を与えるからだ。
この人生を勇猛果敢に闘え
力尽きるまで堂々と生きること。小さい楽しみばかりを望むのではなく、心から楽しめるもの(チャレンジできるもの)に出会いましょう。人生を満足して終わりましょう。
不快さもこの世界からのプレゼント
嫌味・非難・軽蔑など、この世で自分に降りかかることは当たり前にあります。それにいちいち反応していては疲れます。そんなひねくれた性格の人間とは、住む世界が違うと判断して同じ土俵に立たないようにしましょう。しかし、言われたことは自分のものとして受け止めていき、成長の糧にすることも大切です。
人生を変えたいなら、仕事でも環境でもなく態度を変えよ
私は仕事柄、履歴書を見せてもらうことが多いのですが、経歴が多い人はとことん経歴が多い印象です。1年以内の転職も多いです。その人達に共通しているのは、自分の態度が変わらないこと。職場が変わっても、人間関係を理由に辞めたり、仕事が忙しくなったから辞めたり。自らが適応しようと変わらない限り、同じ道を歩むようになります。自分の人生を変えたいなら、自分から勇気を持って変わること。他人や会社はよっぽどな限り変えられませんので、ご注意を‼
目次
Ⅰ 考えることについて
Ⅱ 言葉について
Ⅲ 心について
Ⅳ 人生について
Ⅴ 人間について
Ⅵ 世界について
Ⅷ 自己について
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