メンタリズム日本一が教える 「8秒」で人の心をつかむ技術(著:大久保雅士)【要約・書評】

心理

相手の思っていることを理解して、相手の心をつかみ取りたい。

誰もがそんな技を身につけたいと思うもの。

ストレスというのは人間関係がほとんど。

「部下がうまく動いてくれない」

「パートナーと喧嘩することが多い」

それは、相手の心をつかめていないから。

そんなストレスから開放されれば、人生はもっと楽しくなる。

メンタリズム日本一になった大久保雅士さんの相手の心をつかむ方法を紹介しましょう。

書籍情報

著書名:メンタリズム日本一が教える 「8秒」で人の心をつかむ技術

著者:大久保 雅士

出版社:ダイヤモンド社

出版日:2022/9/21

著者紹介

メンタリスト/ビジネス心理コンサルタント

1984年千葉県成田市生まれ。2007年に第一生命保険に入社。20代は体育会系を自負するあまり求められてもいないのにブラック業務を遂行し、実績と経験を手にする。2012年、最年少管理職に抜擢。28歳でメンタリズムに出合い、人の心を動かす面白さに心を奪われる。
メンタリストの技術を仕事に生かし、配属店舗の全てを社内トップクラスへ導く。約10年、営業現場で売上強化・人材育成を経験し、32歳で退職。
その後、プロのメンタリストに転身しパフォーマーとして活動。2016年に日本一を決める大会「メンタリズム・バトル・ロワイヤル」で優勝。弟子をとらないことで有名だったアジア最強のメンタリスト「ロミオ・ロドリゲスJr.」の一番弟子となる。
元来、「あがり症」で自己肯定感も低く、コンプレックスの塊。仕事で得たスキルとメンタリズムで人生が好転。自分のように悩んでいる人を救いたいと、現在、ビジネス心理コンサルタントとして活動している。
「心理誘導のプロ」としてさまざまな企業の問題解決に励む日々。全国100か所以上で講演・企業研修を行ない、のべ1万人を指導、多方面で成功者を出し続けている。本書が初の著書。

※本書 著者紹介より

目次

序章 メンタリズム日本一が明かす 相手を意のままに操る、仕事を100倍ラクにする方法

第1章 「この人、いい人だな」の枠に入る 心のバリアを取り除く心理術

第2章 人間関係が抜群に向上する 初対面でもいい余韻しか残さない印象操作術

第3章 話がとまらず、商談がサクサク進む 「聞かれ上手」になる会話術

第4章 仕事の成果に直結する 心の距離がグッと縮まる交渉術

公式ウェブサイト

メンタリスト大久保雅士|公式ウェブサイト

要約・書評

8・2秒の法則

POINT

人の心をつかむには「8秒」かかる

マイクロソフトのカナダの研究チームが2015年に発表した法則で、初めて対面した人やモノなどに好意を感じる時間は8・2秒だったそうだ。「人は8秒間見つめると好意を持つ」ようになる。

また、人の集中力の持続時間は、8秒と言われる。短い時間で好印象を与える術を身につけなければならない。

相手に嫌われる三大要因

POINT

嫌われない態度を身に着けよう

嫌われる三大要因は下記だ。

  • 自己中心的
  • 無神経
  • 後ろ向き

嫌われないために、相手を中心に物事を考えるようにすることが重要(主語を「私」ではなく「あなた」へ)。相手を思いやる気持ちがあることで、相手がどのように考えていて自分はどんな行動をすれば良いかを考えるようになる。そして、どのようにしたら好印象を与えるか分かるようになる。態度と言動は常にポジティブにしていきましょう。

初対面でいい余韻を残す方法

POINT

呼吸の深さ

呼吸の深さを堂々とした印象を与える。自分の周りにいる人を想像してみて、めちゃめちゃ早口で忙しない人がいると思う。どこか落ち着きがなく焦っている印象を与え、ビジネスでは信頼が欠ける印象だ。

初対面は超重要。呼吸を深くする癖をつけることで、話すスピードが落ち、ゆっくりとした動作で、あなたがいることで良い緊張感を与える空気を出す。

褒め方のコツ

POINT

堂々と褒める

①褒めちぎる

「〇〇すぎる」を使うと良い。褒めるも一歩間違えれば、「あからさまだ」と思われてしまう。それを回避するために、「〜すぎ」で堂々と褒めちぎることが良い。

例えば…

相手の勤勉さを褒めたいときに「〇〇さん、真面目ですね」と伝えるだけでは、褒められた感じがしにく。

「〇〇さん、自分に厳しすぎるんじゃないですか?ストイックすぎますよ」と褒めてみましょう。それで否定されても、再度褒めちぎってみましょう。

②第三者を介して褒める

陰口では無く「陽口(ひなたぐち)」を使いこなす。

学生のころ「〇〇(自分)君のことを〇〇ちゃんが気になってるって言ってたよ」と聞くと妙にその子の事が気になることがあった。

本人に悪い噂も届くとともに、良い噂も届きます。人にポジティブな言葉を投げることですら好印象なので、ぜひ使ってみよう。

心配と安心のギャップで好印象

POINT

印象の理想化

上司から叱責を受けたり、パートナーと喧嘩した後に、主導権を握る方法がある。その状況が起こった後、ある程度の期間、会ったり話たりすることを避けるのだ。

相手はあなたがそっと離れてることで、我に返るように「強く言い過ぎてしまった」と、あなたに罪悪感を抱かせるのだ。だからそのときにさっと謝罪をして、それ以降はそっとしておくことが効果的。きっと、数時間・数日後に優しい言葉をかけられることになるだろう。

まとめ(感想)

「人を観察する目」を持つことで、仕事もプライベートも良好に関係を気づくことができる。

相手の心を100%理解することは不可能だが、少しでも理解することで、「好かれる」を操作することができる。

メンタリズムは最強の心理的武器になる。

ストレスを限りなく「ゼロ」にするために、ぜひ本書を手にとってほしい。

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