「第一印象」の魔法 (著:ｱﾝ･ﾃﾞﾏﾚｲｽ ,ﾊﾞﾚﾘｰ･ﾎﾜｲﾄ)【要約・書評】

「第一印象が9割！」なんてよく言われる。でも本当のことである。

みなさんも初対面の人に会ったときを想像してほしい。「身だしなみが整っていて品があるな〜。ちょっと近寄りがたいかも」「ミステリアスな印象。ちょっと緊張してしまう」「すごく笑顔で話しかけやすい」など、第一印象を想像し、自分のフィルターをかけて、その人とのコミュニケーションをどうしようか考えてしまう。だから、自然に第一印象を重要視していることは確かなのだ。

本書【『第一印象」の魔法】は世界21カ国で刊行された本である。

良い第一印象は下記の７つの要素で構成されているという。

第一印象が良ければ、その後のコミュニケーションもうまくいくと思って、ぜひ本書を手に取ってほしいと思う。

さぁ要約していくヤー。

書籍情報

書籍名：「第一印象」の魔法 　あらゆる出会いがチャンスに変わる

著者：アン・デマレイス ,バレリー・ホワイト

翻訳：鹿田　昌美

出版社：ダイヤモンド社

出版日：2023/4/12

フェルミ漫画大学　@ferumi

要約・書評

第一印象は超重要！

言うまでも無いが、冒頭で重要であることを改めて認識していく。

人は最初の情報を重視する。そしてその情報を正しいと誤認し、相手を深く理解した気分になってしまう。だから、相手に自分の印象を勝手に決めつけられているのだ。これはもう変えられない。ご認識が非常に多いことを理解しておこう。

だからこそ、「相手」ではなく「自分」に目を向けて第一印象を良くする努力が必要である。

流れはこうである。

相手は「自分の気分の良し悪し」であなたの印象を決める

相手の気分が悪ければ、あなたの印象は最悪になり得る。なんと理不尽な！でも事実である…。だから、相手の気分を良くする努力が必要である。

決して、あなたも一緒になって気分を悪くしてはいけない。無言の気まずさを作ってはいけない。「なかなかハードルが高いよ〜」と思うかもしれない。なので、これから書くことを意識してもらえれば、良い印象を与えらると思うので、ぜひ読んでみて。

※実際、誰でもできるシンプルな内容になっている。

「言葉」ではなく「姿勢」

聞くことで重要なのは「言葉」ではなく「姿勢」である。

ある研究結果では、好印象を与える人の特徴は下記になった。

研究結果から、言葉ではなく、姿勢が重要ということが分かった。会話が苦手な人には朗報だと思う。

姿勢であれば、すぐにでも改善できるから。ここからは「姿勢」に重要な「笑顔」と「アイコンタクト」について述べる。

笑顔

相手が笑顔でいることに対して、悪い気分になる人はいないだろう。

人は、ムスッとしていて不機嫌そうな人は話しかけにくい。初対面でそんな人はよっぽどではない限りいないだろう。でも、あえてセクシーだったりミステリアスを演じる人もいるだろう。恋愛では成功することもあるけど、それ以外は止めておいたほうが良い。

待ちの姿勢を持つと損をする。なぜなら、相手に気を遣わせるから。前述したように、人は第一印象で判断する。話しかけにくいとフィルターをかけられるようになる。そして、この人と話すことは失敗する可能性がある（リスクがある）と勘違いさせてしまう。

ちなみにムードは伝染する。特にネガティブムードはポジティブ要素よりより伝染しやすい。自分の行動が周りに影響する可能性があることを覚えておこう。とても怖いね〜。

長めに見つめる

研究結果からも、アイコンタクトの時間が長い人は好印象を与えることができる。

相手は「私に好意がある」「魅力を感じてる」と思うようになる。あなたと会うことで自己肯定感を上げることができる。

私はけっこう重要だと思う！

自分が興味関心を持っていることを伝えないと、相手は「私は魅力が無いのかな〜」と感じてしまう。自分の行動のせいで、相手は自己肯定感を下げてしまう。そして、自分の印象も悪くしてしまう。お互いにデメリットになる。

話を戻します。

見られることは、だれでも気づきやすい。だから、好意は非常に伝わりやすい。見つめすぎると「気持ち悪い」と思われるので、いつもより「ほんの少し」見つめるようにしよう。

恥ずかしい方にコツを教えるよ〜。目を見るのではなくて、目と目の間をみれば、恥ずかしさは軽減されます。

自己開示

よく恋愛では、相手を惚れさせるためにミステリアスであることが重要で相手に余韻を残すことをテクニックにしてる。確かにミステリアスも良いが、さらに自己開示もプラスして、もっともっと好印象を与えたいものだ。ミステリアスと自己開示にハイブリットヒューマンになって欲しい。

流れはこう。

あなたが興味を示すことで相手はあなたに興味を示すことを忘れないようにしよう。

しゃべりすぎてしまって、失敗しないかと不安な方は下記を注意しよう。

・自己開示はポジティブな内容

・自分の学歴・職歴に誇りが持てなくても、自信を持って話すこと。

・自分の夢を語ってみること。

・悩みも打ち明けてみる（ネガティブで終わらせないことに注意）

しゃべりすぎても相手に興味関心があって聞く姿勢があれば問題ない！

まとめ（感想）

正直、書き切れないぐらい重要な項目が多いので、ほとんどの内容が重要なので、ぜひ購入して読んでほしいと思える。

すべて、今から改善できる内容である。今から改善できるということは、今後の人生をすぐ良い方向に変えられる。

ちょっと気をつけるだけ。それだけで、第一印象はガラッと変わる。

合わせて読みたい本

• 努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣(著:塚本 亮)
• 影響力の心理 -The Power Games-（著：ヘンリック・フェキセウス）
• 「静かな人」の戦略書─騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法