「静かな人」の戦略書─騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法(著:ジル・チャン)【要約・書評】

自己啓発

ビル・ゲイツはかつてつぎのように語っている。

「賢明な内向型は、『物事を深く考えるための時間を惜しまない』 『文献に慎重に目を通す」「期待を超える頑張りで問題を解決する」といった長所をみずから見つけるこ とができるだろう」

※本書 P332

内向型の人って、無理に自分を出そうと張り切ってしまうが空回りしてしまう。聞き役に徹しすぎてとりあえず発言しようと焦ってしまう。

でも、本書【「静かな人」の戦略書】を読んで、自分の考えがガラッと変わった。

内向型は、自己主張がないし、積極性もなくて、マイナスなイメージを持っていたけど、すごく良い特徴があると思った。

自分が内向型で悩んでいても、決して気にしなくていいと思える本だった。

そもそも世界の中で、アジア人は内向型の性格をしてる。

その中で、特に我々、日本人は超内向型かもしれない。

 

でも、内向型は謙虚で物事をじっくり考える特徴もある。

世界的な本だけど、日本人向けでもあると感じた。

●自分が内向型で悩んでいる人…きっと内向型で良かったと思えます。

●部下が内向型で困ってる人…内向型だからこそ会社に貢献できるところもあります。

さぁ、内向型の良いところを要約していくや〜。

超〜余談だけど、ジル・チャンさんがすごく美しい!

「静かな人」の戦略所(動画)

書籍情報

著書:「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

著者:ジル・チャン

翻訳:神崎 朗子

出版社:ダイヤモンド社

出版日: 2022/6/29

著書紹介

ミネソタ大学大学院修士課程修了、ハーバード大学、清華大学でリーダーシップ・プログラム修了。ハーバード・シード・フォー・ソーシャル・イノベーション、フェロー。アメリカの非営利団体でフィランソロピー・アドバイザーを務める。過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ。15年以上にわたり、アメリカ州政府やメジャーリーグなど、さまざまな業界で活躍してきた。2018年、ガールズ・イン・テック台湾40アンダー40受賞。本書は台湾でベストセラー1位となり、20週にわたりトップ10にランクイン、米ベレットコーラー社が28年の歴史で初めて翻訳刊行する作品となり、第23回Foreword INDIES「ブック・オブ・ザ・イヤー」特別賞に選出されるなど話題となっている。現在は母国の台湾・台北市に拠点を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍している。

※amazon 著者紹介より

目次

日本語版への序文──控えめで強力な「静かな力」
INTRODUCTION:鎧を脱いで身軽になる

■PART1:静かな人の「仕事」の戦略
──冷静沈着に「戦略的思考」を生かす

CHAPTER 1:「はったり」はいらない
CHAPTER 2:戦略的に「得意なこと」で勝負する
CHAPTER 3:「核心」の能力を集中的に磨き上げる
CHAPTER 4:独特の「脳の特徴」を武器にする
CHAPTER 5:自分を「現実的」に見つめ、受け入れる
CHAPTER 6:ストレスフリーで「新しい環境」になじむ

■PART 2:静かな人の「人間関係」術
──「深く聞く力」で人を魅了する

CHAPTER 7:仕事の戦場で「味方」を増やす
CHAPTER 8:落ち着いて「もめごと」をさばく
CHAPTER 9:「他人の感情」にいちいち振り回されない
CHAPTER 10:「電話」は難敵にも強い味方にもなる
CHAPTER 11:「交渉」を成功させるカギは聞く力
CHAPTER 12:「出張」で力の浪費を最小限に抑える
CHAPTER 13:外向型文化の中で「バックハンド」で戦う

■PART 3 冷静な力を「人前」で生かす
──完璧な準備で「質の高い」仕事をする

CHAPTER 14:長所を生かせば「イベント」は楽勝である
CHAPTER 15:そもそも、本当に行く必要があるのか?
CHAPTER 16:勝敗は「始まる前」に決している
CHAPTER 17:社交は「戦略」がすべて
CHAPTER 18:人前で話す極意
CHAPTER 19:会議で「隠れる」ことはできない
CHAPTER 20:静かな人は「SNS」を使い倒すべし

■PART 4:静かな人の「潜在能力」
──しなやかな「リーダーシップ」を発揮する

CHAPTER 21:「謙虚さ」こそが成功をもたらす
CHAPTER 22:タイプを混ぜれば「最強チーム」ができる
CHAPTER 23:あえて「正反対」の相手とタッグを組む
CHAPTER 24:上司を「管理」して、正当な評価を得る
CHAPTER 25:リーダーに「カリスマ」はいらない
CHAPTER 26:「静かな羊」がライオンを導く

要約・書評

内向型の良いところ

聞き役になるため好印象

POINT

無理に話す必要は無い

内向型は自分のことをあまり話したがらないから、発言回数は少ない。

もっとアピールしなきゃと思って、頭の中で何を話そうかと考えてしまう。

でも、そう考えなくても良いのです。

むしろ、そのまま聞き役に徹するのです。

好印象を与える人の特徴は、話を聞いてくれる人。

だから、無理に話そうとせず、いつも通りの振る舞いをし、相手の話に耳を傾けることに集中しましょう。

内向型だって営業向き

POINT

クライアントの真のニーズを聞き出せる

あまり営業成績が上がらない人は、無理して外向型の営業をしていたのかもしれません。

そもそも、自分の性格と違う方法を試してたのかもしれません。

営業は積極性が大切。

確かに内向型に関しても、積極性が必要。

大切なのは、その後!

先程述べた通り、聞き役は相手に好印象を与える。

だから、クライアントの話をじっくり聞いて、クライアントの真のニーズを見つけ出すことができる。

その結果、長期的な深い関係も築ける。

その信頼があるから、友人紹介などで、営業先が増える。

めちゃめちゃ良い循環ができる。

小さなミスを見つけられる。

POINT

一つのことに集中できる

外向型は積極的だから、あれもこれも手を出して、注意散漫になる。

でも、内向型は違う。

外向型に比べて、内向型は、1つに1つに集中できる

1つのことに対して、深く考える。

だからこそ、違和感に気づきやすく、危機回避ができる。

謙虚さが成功のカギ

POINT

過大評価されずにコツコツ成長する

内向型といえば、真っ先に思い浮かぶのは謙虚さなのかなと思う。

外向型に多いのは、やぱり人気で成績もよく、スタープレイヤー扱いされること。

でも、スタープレイヤーのように目立つ人は、過大評価されます。

そこで怖いのが、他人が過大評価をした結果、もう評価を上げることが難しいこと。

むしろ、下がるしか無くなってしまう。

たぶん、みなさんのまわりにも、最初は期待されてたのに今となってはフツー。と思われる人がいませんか?

理不尽な期待をもたされた結果、なぜか評価が下がってしまった。

それぐらいであれば、あまり目立たずにコツコツと仕事の成果を上げるほうが、期待されているというプレッシャーもなくて、評価は下がりにくい。

地道に仕事に集中して取り組める。

だから、無理に自分を出そうとして目立とうとしないこともオススメ。

まとめ(感想)

本当の自分は見失わないでほしい

だから、他人に合わせようとぜず、内向型でも自分らしくあること。

SNSや色んな本で「無理に頑張らなくてよい」とか「自分なりに生きていい」とか「苦しくなったら逃げていい」とか、内向型の悩みを解決してくれる本は、たくさんある。

でも本書【「静かな人」の戦略書】は、内向型が会社でも世界でも評価されて、重宝されることが分かって、内向型の良さがはっきりと分かる本。

内向型でも逃げずに、社会で通じる良さを書いている本だった。

内向型の良さについて、かなり説得力のある本だった。

内向型の多い日本。

日本人で良かったと思える本だった。

そして、内向型の人、内向型の人を管理する人…実際すべての人に役立つ本だと思います。

ぜひ、手に取ってほしいと感じましたm(_ _)m

合わせて読みたい本

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました