20年営業活動ゼロで依頼を獲得する女性社長。営業活動しないのに数年先まで予約でいっぱいなんてす凄すぎる。
【女の転職Type 2023.02.21】
私は『営業は能動的に動いて結果を出すもの』という固定概念が覆された。そんな柴田陽子さんが2020年に書かれた著書『勝者の思考回路』。2023年に重版が決定し、気になったので購入した。
小さいことでも疑問や感想を持つこと、相手の立場に立って考えることが学べる本。どれだけ自分ブランディングをすることが大切か学べた。
さぁ。要約していくヤー。
書籍情報
書籍名:勝者の思考回路 成功率100%のブランド・プロデューサーの秘密
著者:柴田 陽子
出版社:幻冬舎
出版日:2020/2/20
著者紹介
外食企業にて新規業態開発を担当した後、化粧品会社でのサロン業態開発などを経て、2004年「柴田陽子事務所」を設立。
※amazonの著者紹介より
コーポレートブランディング • 店舗開発 • 商品開発など多技に渡るコンサルティング業務を請け負う。セブン&アイ・ホールディングス「グランツリー武蔵小杉」総合プロデューサー、ミラノ国際博覧会日本館レストランプロデューサーを務める他、パレスホテル東京、東京會舘、東急プラザ渋谷など幅広くブランディングに携わる。 2013年秋アパレルブランド「BORDERS at BALCONY」を立ち上げ、デザイナーを務める。
目次
序章 どんな時代にも通用する「ブランドプロデュースの思考回路」
第1章 「勝者の思考回路」の基本
第2章 「勝者の思考回路」を生んだストーリー―幼少期から学生時代
第3章 「勝者の思考回路」を生んだストーリー―仕事に就いてからの私
第4章 これからの時代を生きるあなたに知ってほしいこと
要約・書評
『感想』を常に持つ
仕事もプライベートもただ流れのままに生きていることはないでしょうか?全てにおいて、意味を持たない物事なんて無い。
クライアントは、どんな意味でそんな発言をしたのか?なんで当社に依頼をしてきたのか?というのには、必ず意味がある。
・数多くの感想を持って生きること。
当事者意識を持って、「私ならどうする?」と考える。
・感想の深さを持って生きること。
ランチを食べに行って「美味しい」と思えたときに、「この料理はなんの調味料を使ってるんだろう。苦味が効いている。定員さんに聞いて、家で試してみよう。」としっかり掘り下げる癖をつけよう。
そこが勝者の思考回路を生み出す習慣になる。感想は相手側の立場に立てる良い機会。『他者の存在意識』を持つことができ、相手の立場に立って営業が出来るようになる。
営業はコンセプト
著書の柴田陽子さんは、勝ち負けでは無くて、『「誰に何を感じて、この商品を手にとってもらいたいのか」を突き詰めて考えた「コンセプト」が必要』と考えている。
営業は社内競争もあり、自然とゴリ押し営業をすることもあるでしょう。大切なことではあるが、長く取引先と付き合うためには、もっと親密になれる関係性を築きたい。
買い手側も、作り手の思いをしっかり受け止め、ストーリーごと好きになれるように。その結果、応援されるように。
感想を持つこと、コンセプトを重視することで、クライアントはどんな結果を求めているか?を意識するようになると感じる。言われた要望を鵜呑みにせず「なぜ、そのような結果がほしいのか?」を相手に問いかけ、お互いが正しいゴール設定をすること。そんな勝者の思考回路が大切。
知らないことは罪
知らないことを知ろうとすれば、下記のような結果を得られる。
・他責にならない
「知らなかったから、仕方ない」は言い訳でしか無い
・謙虚になれる
知らないことは、素直に調べる癖をつける。それか正直に、相手に聞いてみることだ。
知らないことがあっても、日々小さいことでも調べる癖を持つことで、知らないことは少なくなる。
そして、重要なことは、相手の『見えない努力』を知ることだ。取引先や部下が成果を出したときに、「ありがとうございます」だけではなく、プロセスのなかで、努力してきた部分がある。締切より数日早く出してくれたり、細部に宿るまで資料を準備してくれたり。知らないと『本当の感謝』は言えないもの。「知らなかった」せいで、相手との関係性が悪くなることを注意しなければならない。
まとめ(感想)
日々、小さいことでも感想を持ち、物事を深く考えること。そんな習慣が、相手の立場に立って物事を考えられる人になれる。相手から信頼されて、営業活動をしなくても、取引が増えるようになる。一つ一つの営業に対して、準備の徹底と相手が本当に求める結果にコミットする営業をしよう。
コメント