上司やクライアントから怒られたときって、すごく焦りますよね。冷や汗かきまくって、ただ謝るだけ。ペコペコと。また、仕事の場面でトラブルのようなことが起きると、すぐ焦ってしまう。
でも冷静に思い返し大観的にみると、そのトラブルは意外と大したことないことってよくあります。相手に対して、萎縮してしまった結果、焦ることで周りが見れなくなる。そして、冷静な判断ができなくなることも多いです。
また、嫌味を言われたり非難されたりしたときって、冷静でいられないことも多いです。そんなときに「戦わずして、勝つ」方法を知れたら、人生はもっとより良くなるはずです!冷静な人はどこか信頼がおけます。
不動心を学んでいきましょう!

著者の植西さんは数多くの本を出版しております。私は特に「コツ」シリーズが大好きで全ての「コツ」を読みました!植西さんの本は、特に仕事で悩んだときに読むことが多いです。自己肯定感を爆上げしてくれて元気にしてくれる本がたくさんあります。
「コツ」シリーズは自己メンタル・対人関係など幅広く書かれております。自分が気になる「コツ」を読むだけでも問題ないので、自分の悩みにあった本を選べるのも特徴です!
書籍情報
著書:植西 聰
出版社:自由国民社
出版日:2018年2月26日
東京都出身。著述家。学習院大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、人生論の研究に従事。独自の「成心学」理論を確立し、人々を明るく元 気づける著述を開始。1995年(平成7年)、「産業カウンセラー」 (労働 大臣認定資格)を取得。
※本書 書籍紹介より
こんな人にオススメ
- ミスしたときにすぐ焦る
- SNSで誹謗中傷を受ける
- 悪口を言われて腹が立つ
要約・書評
嫌味や侮辱を言われたときは、毅然とした態度をとる。
嫌味や侮辱を言う人の心理の多くは、嫉妬や妬み。あなたに嫉妬しているからです。どうにか幸せなあなたを攻撃したいと思うものです。残念な人ですね。
そんな人とは同じ土俵に立たないことです。あなたはその嫌味や侮辱に反応してしまうと同じ土俵に立ってしまうことになります。そんなあなたと同じレベルでは無い相手には「ああ。そうですか」と冷静に返しましょう。
いきなり言われて、冷静になれない気持ちもわかります。そのためには常に心の余裕を持って生活をすることを習慣化しましょう。日々の生活でトラブルがあっても、冷静に対処するように心がけましょう。
また、いきなり言われてイラッとしたら深呼吸を意識しましょう。深呼吸することで、冷静さを取り戻します。本書では、瞑想をオススメしております。
そして嫌味や侮辱を言われたら「私が偉大だから(嫉まれるぐらい)」と考えましょう。言われた言葉は、心の奥まで入れないように、聞き流すように意識しましょう。
もう一度言います。「同じ土俵に立たない」ことです。
自分を褒めるクセをつける
「内なる批判者」である自分。「自分ってなんでこんな失敗するんだろう。ポンコツだな…。」と思わず、前向きに考えましょう。
例えば、「失敗するということは、チャレンジした証だ。成長できるチャンス」
なるべく、日々の生活で自己肯定感を高めることを習慣化しましょう。自然と見た目が堂々たる態度になってオーラが出るでしょう!眩しいぐらいのオーラを目指したいものですね。
恥を欠かされたときは、笑って済ませる。
私の大好きな大人気マンガ『ONEPIECE』。
第1巻で主人公のルフィーの小さい頃が描かれております。ルフィーのいる島に滞在していた海賊のシャンクス(船長)。酒場で飲んでいたときに、理不尽な山賊にお酒をかけられるシーンがあります。楽しく飲んでいるときにそんなことをされたら、イラッとしますよね。でもシャンクスはゲラゲラ笑っていたのです。そして、シャンクスの一味も笑っていたのです。船長という立場がありながら、恥を欠かされたのに笑っていたのです。どんな心情で笑ったかはっきりは分かりませんが、生きる世界の違う残念な相手に対して、反応することでもないと思ったからの反応でしょうか。そして、酒場であることで、楽しむ場所なので、場を凍らせないためというのもあるかもしれません。それにしても、寛大で余裕のある態度です。
大したことではない限り、反応する必要も解決する必要もないのですから、笑って終了。そのあとは考えない。一番良い方法かも知れません。
自分の信念に従って生きる
信念のある人は、相手に何を言われて動じにくいです。
反対に、信念の無い人は自分の人生に対してクヨクヨしているため、他人の意見を気にしてしまいます。生き方がブレているから、人の考え方に影響されてしまうのです。
また知的であることも大切です。有名企業の社長は、落ち着きがあり冷静な方が多いかと思います。まさに、何かトラブルがあっても、知恵があるため対処法を分かっており、自分の信念に従い行動するためです。まさに「不動」。
「知恵ある者は怒らない」
上記の言葉は本書のなかで、ブッタの言葉として引用されております。
知恵のあるものは、無益なことに対して反応しません。冷静に対処できる能力を持っております。堂々たる態度で動じない心を持ちましょう。
まとめ(感想)
嫌味や侮辱を言われたら反応しないこと!そんな妬みの塊の人と同じ土俵に立つ必要はありません。むしろ「私が偉大だから(嫉まれるぐらい)」と考えましょう!自分の信念を持つことを習慣化して、何を言われてもブレない生き方を習慣化しましょう。
『あなたの人生は誰にも左右されない!あなたの人生に幸あれ!』
目次
第1章 動じない発想をする
第2章 「堂々とした態度」で動じない
第3章 あくまでも自分自身を信じていく
第4章 感情的になるのを防ぐ
第5章 客観的な意識の持ち方を学ぶ
第6章 成功するまでは、動じない
第7章 困った人に振り回されない
第8章 恥をかかされても、怒らない
第9章 好きなこと、やりたいことを貫く
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