
“ありたい私”を生きていくために
手帳をスケジュール管理で使っている人が多い。
でもスケジュール管理以外にも自分の自己肯定感を上げたり、目標を設定して達成までの道のりを記録したりと人生を豊かにするツールでもある。
※むしろ、人生を豊かにするためにあるもの。
人生の純度が上がる手帳術は、「すべき」を手放して”ありたい私”で生きていく方法を学べる。
ぜひ手にとってほしい本である。
書籍情報
著書名:人生の純度が上がる手帳術
著者:本橋へいすけ・井上ゆかり
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版日:2022/9/23
ホームページ

目次
第1章 「スケジュール管理」を手放すとしあわせになれる
第2章 STEP1 自分を知る
第3章 STEP2 自分を受け止める
第4章 STEP3 自然と変化する
第5章 ありたい自分・なりたい自分になれる習慣術
要約・書評
人生の純度を上げる
POINT:ありたい自分
人生の純度を上げるとは、「自分が本来持っている感覚、感情を開いて、ありたい自分で生きる」こと。
※本書 P5より
人は、人生を流れのまま生きていることに気づかない。
特に目標を持たず生きている。
目標を持っていても、具体化できずに中途半端になってしまう。
①「自分がどんな人間になりたいか」
②「どんなことを本気で取り組みたいか」
を分かっていないから、中途半端になる。
それを解決するためには、①②などを考えていくことなのだが、そのときにとっておきなのは手帳なのだ。
「ありたい自分」を見つけることで、人生を豊かにできるし楽しくなる。
そのためには手帳をぜひ活用してほしい!
pure lifeに生きる
POINT:自分らしい人生を
pure lifeに生きるとは、自分の本来持っている「根源的な」欲求のままに生きることです。
※本書 P123より
何も縛り無く、本当に自分がやりたいことをして生きようとすることが大切。
縛りの中では「〜しなければならない」「〜べき」「コンプレックス」「一般常識」などが挙げられる。
他者を気にしすぎた目標は、きっと本音ではないので、楽しさは減ってしまうし、達成の可能性も低くなる。
また、自分に厳しすぎる目標(例えば、年収2000万など)は、どうしても達成できない可能性もあるため、自己肯定感を下げてしまい、人生の純度を下げてしまうので、届く目標から設定しよう。
目標設定は恋愛、仕事、人間関係、お金、くらし、健康・美容、趣味、学びなどなんでもいいでしょう。
手帳の書き方(悩み)
POINT:自由
悩み① 書き方が分からない
自由に書いていいのです。
雑に書いていいのです。
きれいに書く必要は無いのです。
大切なのは、本音を書きまくってなりたい自分を見つけたり、目標達成までの過程を書き綴り、試行錯誤していくこと。
悩み② 書いても続かない
習慣化って難しいですよね。
でも安心してほしい。
毎日書く必要も無いのです。
書かなかった日はきっと何かに没頭していたのかもしれない(書いて無くても何かに没頭したのだろうという記録になる)
また、手帳の全てのマスを埋めなくても良いのです。余白も大切なのです。
※手帳を見返して、あのときの自分にコメントできるし。
悩み③ なりたい自分が見つからない
ひたすら書いていけば見つかる。
そのために、日々の書き込みから自分を知ること。
「自分が何を感じているか?」
「自分が何に反応しているか?」
喜び・悲しみ・怒り・感謝・良かったことなど自由に書こう。
まとめ(感想)
手帳はスケジュール管理ではなく、「ありたい自分」を思い描き、過程を楽しみ自己実現を目指すためのツール。
人生を豊かにするためには、必須なツールである。
コメント