わが息子よ、君はどう生きるか(著:フィリップ・チェスターフィールド)【要約・書評】

自己啓発

古典の自己啓発書。これは熟読したいと思える本でかなり良い本に出会えた!早めの早めに読んでおいて損は無い良書!全ての文章が非常に大切であるほど良書!※めちゃめちゃ褒める(笑)

全体を通して、1分1秒を無駄にしてはいけないと思えた。そのために、好奇心を持って物事に触れて、自分なりの考えを常に持ち続ける。その結果、品格のある教養人になれることを学んだ。

本書は著者のフィリップ・チェスターフィールドが自分の息子へ送った「人生の教科書」。

仕事・友・お金・考え方など最高の人生を贈るための多くの方法が書かれている。ぜひ、手にとってほしい本。

さぁ要約していくヤー!

書籍情報

書籍名:わが息子よ、君はどう生きるか

著者名:フィリップ・チェスターフィールド

出版社:三笠書房

出版日: 2016/8/8

著者紹介

18世紀イギリス最大の教養人、文人政治家。伯爵。ケンブリッジ大学で学んだ後、外交官として手腕を発揮、若くして国会議員に選ばれ、幅広い知識と優れた弁舌で活躍した。また、啓蒙思想家ボルテールやA・ポープ、J・スウィフトら作家、詩人との交遊もつとに有名

目次

第1章 わが息子へ
    「今この時をどう生きるか」が君の人生を決める。

第2章 「人間の器」を大きくする生き方
    「人並み」で満足したら進歩はない。大欲をかけ、あとは意志の力、集中力だ。

第3章 一生の友情をどう育てるか
    自分を伸ばす友人、引き立ててくれる人をどう見つけ、どうつき合うか。

第4章 自分の「意見」を持て
    自己主張のない人間は絶対に伸びない。判断力・表現力を身につける決め手。

第5章 「最高の人生」を送る日々の心がけ
    仕事(勉強)も遊びもしっかりやれ。

第6章 自分の「殻」が固まらないうちにやっておくべきこと
    本をたくさん読みなさい。そして、とにかく「外」へ出てみなさい。

第7章 「人間関係」の秘訣
    人を陰でほめているか、気配りが自然にできているか。

第8章 自分の「品格」を養う
    学問ばかりが勉強ではない。

第9章 わが息子に贈る「人生最大の教訓」
    人間、タフでなければ生きられない。

要約・書評

時間の貴重さ

POINT

人生の基盤を固める

「時間をどれだけ意識して過ごしているか?」を考えさせられる内容でした。『時間は貴重だ』と言うけど、果たして貴重な時間を有意義に過ごしている人は多いだろうか…。通勤中の電車でどれだけの人が、自分の人生に活かせない芸能・事件のニュースをやゲームやSNSを見ているだろうか?仕事も「早く時間が過ぎないかな〜」と逐一時間を確認しているだろうか?

もっともっと時間を意識する習慣をつけるべきだと自分自身も実感した。

若い時に何もしないで怠惰に過ごしてきたことで、知識の量は少なくなる。知識は人間形成にとって重要である。品格のある教養人になるために。そのためにすべきことは、今すぐ小事すらおろそかにしないこと。

今のこの時間を無駄にせずに、何事にも前向きに取り組むことです。興味関心を抱き、努力をし続け、失敗も成功も経験し、自己向上に務めることです。

上記に取り組み、人生の基盤を固めましょう。まず、本書の一番重要な内容ですので、頭に入れておきましょう。

ここからは、どのようにして時間を有意義に過ごしていくかを書いていきます!

真理を求める

POINT

自分の意見を持つ

仕事では社長や上司などの方向性を鵜呑みにして進めてしまうはないだろうか?人は何も考えずに情報を鵜呑みにしてしまうことが多い。

なぜか?

それは、発言すればそれなりのリスクがついてしまうからである。社長や上司を否定してしまうことになるし、自分の意見が通れば役割が与えられて仕事が増えてしまう。なにより考えないで済むことは非常に楽である。

人にはそれぞれ個性があって、考え方が違うからこそ、意見交換ができ自分の知識が増えていき教養人になれる。

「他人の考え」で事の良し悪しを決めないようにしましょう。そのために、自分の頭に浮かんだことが『自分の考えであるかどうか』を日々疑いましょう。一般論ではなく自分論!その結果、自分が人生に与える影響を実感できるようになり、人生が有意義になる。

読書習慣

POINT

1日30分

著者のフィリップ・チェスターフィールドは『人生の決め手』と言うぐらいである。読書のメリットは下記である。

息子に宛てた言葉

君も、そろそろ今まで勉強してきたこと、見聞きしたことを総括して、自分なりの判断を加え、自分の人格なり、行動形式なり、礼儀作法なりを固めなければならない時期にさしかかっている。あとは、世間を知って、さらに磨きをかけるだけだ。 その意味で、世間について書かれている本を読むのはいいことだ。書いてあることと現実を比較してみると、勉強になるだろう。

①知識が増えることで教養人になれる。

本は、他人の偉大な知恵を借りることができるから、今まで知らなかったことの多くを教えてくれる。知識を集約することは仕事もプライベートも非常に大切である。

②物事の分析と判断ができる人になれる。

本も鵜呑みにしてはいけないことも多い。特に歴史書に関しても、自分の考えを持って読んでみることが重要です。なぜA将軍はB将軍に殺されたのか?なぜこの宗教が広まったのか?答えは確かに教科書に書いております。しかし、本当にそうだったのかを疑ってみることです。

大切なことは自分なりの考えを持つことです。その考えを分析し自分なりの答えを持つことです。磨きをかけていき著者のオススメは良書を見つけて熟読することです。

人との付き合い方

POINT

「自分の話」ばかりしない

「自慢」をしない

話しすぎない

自分より優秀な人と付き合う

否定する人と付き合わない

ネガティブな人と付き合わない

なるべく多くを語らないことです。多くを語ることで愚痴や自慢話を語ってしまう愚かな行為をしてしまうリスクがあります。黙っていても長所は光ります。黙っている人は奥ゆかしいと思われやすいです。

知識自慢をせずに、重要なときだけ発言すると奥ゆかしさと重みのある人だと思われるので、メリットはたくさんありますね。

付き合いに関しては、否定する人・ネガティブな人とは付き合わないようにしましょう。必ず自分にも伝染します。類は友を呼ぶというように知らぬ間に同じ人間になります。すぐそんな人から離れましょう。また、貴重な時間を過ごすために、勉強と一緒で、人と会っているときはその相手に集中しましょう。話を聞きながら別のことを考えたりしないようにしましょう。

まとめ(感想)

朝は本から学び、夜は人から学ぶ

※本書 P143

非常に素敵な言葉です。若いうちから興味関心を抱き、小事に対してもおろそかにせずに生きる。小さい積み重ねが自分を品格のある教養人にしていく。自然と世間一般の人たちとの差が出てくるでしょう。

全世界で1100万部突破の人生論。ぜひオススメします!

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