こんなことがあったときどう対処しますか?
- クライアントからのむちゃぶりな料金交渉(むちゃぶりな納入期限)
- 上司からの必要以上の圧力
- 嫌味な言動を言われたとき
- 住宅・車の購入で値下げしたい
「知らないうちに、自分がいつの間にか、不利な立場に立たされてしまっている、こんな経験をしたことはないでしょうか?」
きっとある…なんか社内でも頼み事を素直に受け入れて、残業しちゃってるみたいな…。
私は「人に好かれよう」とか「 他人のために」とか思うタイプの偽善者です。そのため、相手の意見を聞き入れることも多く、何度も自分を犠牲にしました。「好かれる」ことを得しているように思えて、自分自身は損をしていたのかもしれません。
また、仕事で営業をしていますが、料金交渉などで強気の金額で提示せずに、相手の条件に合わせてしまうのも困っておりました。クライアントからのむちゃぶりに答えるように必死でした。自分の営業力に悲しさを覚えてました。
住宅・車が高額で値下げしたいけど、いつも言えない。。もし自分が値下げ交渉できたら、家族に使えるお金が増えます。家族を守るためにも身につけたいものです。そこで、本書の「はったり」を学びたい!と思い購入しました。
著者の黒川裕次郎さんはイリノイ州の公認会計士として海外で闘ってきた方です。日々、はったる海外の人を相手にしてきました。そして不利な状況をたくさん経験してきました。そこで学んだ「はったり」の大切さを書いている本です。※ちなみに表紙のお相撲さん可愛い(笑)
「はったり」とはどういうものか?コトバンクによるとこのように記載があります。
相手をおどすようにおおげさに言ったり行動をしたりすること。実際以上に見せようとして、おおげさにふるまうこと。また、そのふるまい。
※コトバンク https://kotobank.jp/word/%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A-602778
余談ですが、アメリカの弁護士を舞台にしたドラマ Suitsが好きです。弁護士だけあって「はったり」の嵐です。いかに交渉事で相手をビビらせることで、自分が優位に立てる方法が学べます。Suitsは人生の勉強になるので非常にオススメです。
海外ドラマ Suits http://www.suits-tv.jp/
日本はお人好しの国ではったりの文化はあまり無く、自分を有利な状況にする方法を身につける機会は無いと思います。他者との差別化をはかるためにも良い機会です。
「はったり」の仕方はどうやるのか? 「はったり」をすることで得られることは何か?
さぁ、「はったり」を学んでいきましょう!
書籍情報
著者:黒川 裕二郎
出版社:自由国民社
出版日:2019年2月23日
イリノイ州公認会計士KUROKAWA SPC/CPA Office 主宰アジアボーダー共同主宰1965年福井県春江町生まれ、1984年3月福井県立藤島高校卒業、1988年3月慶應義塾大学法学部政治学科卒業。現在、日本、中国東南アジアにおいて、海外事業の可視化、海外事業における統廃合、撤退に特化したコーチングサービスを提供。
※本書 書籍紹介より
こんな人にオススメ
- いつも不利な状況にある
- 他人を気にしすぎる
- 交渉事が苦手
- 営業をしている
- もっと堂々としたい
- はったりたい
書評・要約
はったりをすることで得られること
相手より有利に立てる
有利に立てることで、交渉事をスムーズに進めることができます。営業する側・される側どちらにおいても、自分主導だと物事は思い通りに進められます。
自分の自信のなさや力不足を補える
どの業界にも知識的なところや経験的なところで現時点で勝てない相手はいます。年功序列な日本では、社内も社外も若い年齢は不利になります。その結果、若いビジネスパーソンは不利な状況に陥ります。でもはったりができることで、少しでも補えるようになります。
交渉事で失敗することが少なくなる
こんな経験ありませんか?
いつも値下げ交渉に応じてしまう…。いつも高く買わされてしまう…。
こんな残念な経験をすることも減るでしょう。はったりができることで、自分の意見を言えるようになります。自分の意見を言えないお人好しだと、人生で損をします。はったりができないと『人生 損』と思いましょう!
はったりのコツ
『自分を磨く』
自分磨きをすることで、自分に自信がでてきます。はったりをかける場合に自分に自信があることではったりの成功率は高くなります。反対に、自分に自身のある人を目の前に相手は、はったりをかけることも少なくなります。
下記をチェックです!
- 清潔感があるか?
- 身だしなみは整っているか?
- 筋トレをしているか?
- 堂々としているか?
- 背筋は伸びているか?
- 仕事に関わる知性があるか?
はったりを成功させるためには、内面・外面ともに整えることが大切です。極端ですが、がっちり体型の人が相手だと萎縮しますよね。そのように体型からも「できるビジネスパーソン」と思われる存在になりましょう。※筋トレは健康以外にもこういう効果があるのは嬉しい!
はったられたときの対処法を身につける
まずは、焦ったり、すぐに承諾したりしないでください!相手の言葉をまずはしっかり心のなかで噛み砕いて冷静になりましょう。また、毅然とした対応で顔色も変えてはいけません。相手の表情に合わせる必要はありません。自分のペースを貫きましょう。
【とある例】
本来であれば、納期は1週間かかるところクライアントから「3日でやってくれ。でないと契約は無理だ」と言われたとしましょう。※きっと相手の「3日」も嘘であり、はったりかもしれません。きっと「5日」ぐらいで問題ないでしょう。そのときは、はっきり「無理です」と一言だけでも良いかも知れません。そしたら、相手も焦って「じゃー予定通りで」と言うかも知れません。それでも相手が引き下がらないようであれば、むしろ値上げ交渉するまでです。決して、はったり負けして、自分の営業の価値を落とさないようにしましょう。→このはったりに勝った自分を想像するだけでかなり興奮します。
まとめ
はったりが苦手な日本人。他人を尊重する文化は、ときとして、自分を苦しめます。少しでも自分から無茶なお願いを言えるはったりを使ってみましょう。むちゃぶりを言われたとしても、こちら側もはったりをかましましょう!はったりを学んで、人生を有利にすすめましょう! ドスコイ‼
目次
第1章 Introductory そもそも論 なんではったるの?
第2章 Preparation 準備編
第3章 Action 行動編
第4章 Break and Evaluation 評価・休憩編
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